G大阪3年連続決勝進出 同点弾の遠藤「必ずチャンピオンに」
「YBCルヴァン杯・準決勝第2戦、横浜M1-1G大阪」(9日、日産スタジアム)
一昨年覇者のG大阪はMF遠藤保仁(36)の同点ゴールで横浜Mと1-1で引き分け、2戦合計1-1、アウェーゴール数の差で上回った。
役者が決めた。先制を許したが、MF遠藤が値千金の同点弾。アウェーゴール数で上回り、G大阪が3年連続で決勝進出の切符をつかんだ。
失点から7分後の後半18分、右サイドのMF藤本から中央へ走り込んだ遠藤へ絶妙なクロス。右足で冷静に流し込んだ。「よく出してくれた。決めるだけだった」と遠藤。子供のように無邪気に両手を広げて喜んだ。
決勝の相手は宿敵、浦和だ。これまで何度もタイトルを争う死闘を繰り広げてきたが、1日のリーグ戦は0-4の完敗。長谷川監督は「リベンジするために、ショックな敗戦後も選手が闘志を燃やしてくれた」と言う。
会場は中立地ながら浦和の本拠・埼玉スタジアム。殊勲の主将は「必ずチャンピオンになりたい」と力を込める。敵地で高々とカップを掲げる-。これぞ最高のモチベーションだ。