川崎荒れ荒れ首位陥落  両軍合わせカード7枚 大久保は一発退場 

 「J1、大宮3-2川崎」(17日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 試合終了の笛が響いた直後、両軍が入り乱れて一触即発のにらみ合いが起こった。荒れた90分間。負けた川崎だけでなく、勝った大宮にとっても後味の悪い試合となった。

 両チーム合わせて7枚のカードが乱れ飛んだ。前半36分には、報復行為で川崎FW大久保嘉人が一発退場。数的不利となった川崎は、一時は逆転するなど奮闘したが、最後は力尽きた。「判定についてどうこう言うつもりはない」。MF中村憲はそう前置きした上で「一人少なくても相手を崩して逆転をしたのに、そこから勝ちきれなかったのは自滅」と険しい表情で振り返った。

 勝てば年間勝ち点で3位以内が確定し、チャンピオンシップ(CS)の出場権を得られたが、シーソーゲームを落として第2ステージ首位からも陥落。「今日の負けを悔しいで終わらせない」と中村憲は前を向いた。

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