U23候補の久保、復帰へリハビリ順調

 サッカーU-23日本代表候補FW久保裕也(22)=ヤングボーイズ=が12日、J2の京都-山口(西京極)の観戦に訪れた。

 痛めている右膝の状態について「半月板と側副靱帯(じんたい)をつなぐ靱帯が傷ついていた」と明かした。クラブから紹介された医師に手術を勧められたが、膝にメスを入れれば全治3カ月でリオ五輪には間に合わない。トゥーロン国際大会(フランス)に合流後、代表チームドクターの診断も受けた結果、手術を回避。「不安もあったが冷静に判断した」と話した。

 この日は堺市内でリハビリトレーニングも行った。痛みは若干残ると言うが「シュートも打てるし、心配ない」と、復帰に向けて着々と状態は上がっている。開幕まで2カ月を切った五輪へ「選ばれればメダルを狙って頑張りたいし、個人的にもチャンス。チームのために結果を残せるように準備したい」と決意を示した。

 京都は3-0で山口を下し、9試合負けなしで暫定4位に浮上した。古巣の勝利を見届けて会場を後にした久保は、17日にスイスへ出発する。

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