Ｊ１Ｇ大阪の日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２３）が１１日、ドイツ１部リーグ・シュツットガルトなどが獲得への興味を示していることに関し、海外挑戦に前向きな姿勢を見せた。

　チームは天皇杯の準々決勝、鳥栖戦（２６日、万博）へ向け、大阪府吹田市内で練習を再開。宇佐美は、移籍する、しない以前に、一人の選手として「もっと成長したい。それに適した環境をチョイスしたい」と話した。

　来春からＧ大阪は新スタジアムを使用するものの「ガンバでやることへのこだわりは強いけど、新スタでやることへのこだわりはない」と強調。年末に誕生予定の第１子についても「それは（決める）理由にならない。エゴを出して頑張ることが家族のためにもなる」と、成長への渇望を口にした。

　Ｊリーグ・チャンピオンシップ決勝で広島に敗れ、５日間のオフを過ごした。しばらくサッカーと離れて、柔らかくなった顔つきとは対照的に、言葉には決意の色がにじんでいた。