レアル&アトレチコに補強禁止処分か

 サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードが今年夏と来年冬の移籍市場で選手補強ができなくなるという。国際サッカー連盟(FIFA)の決定で、現在処分を受けているバルセロナと同じく未成年選手の獲得に“不正”があったためだという。

 29日までにスペインのカデナ・セールなど2つのラジオ番組が伝えたもの。FIFAは昨日までにマドリードの2クラブに決定を通達したという。この間、選手を新たにチームに迎えることはできず、唯一新戦力になり得るのはレンタル放出している選手の復帰のパターン。報道には下部組織選手の扱いについては触れていないものの、未成年の外国籍選手の試合出場を禁じることが考えられ、バルセロナを退団する可能性がある13歳の久保照英(たけふさ)のように他の日本人選手にも影響が出て来ることが考えられる。

 レアル・マドリードはこの動きを想定に入れ、今季だけでMFルーカス・シウバ(クルゼイロ)、DFダニーロ(ポルト)、MFウーデゴール(ノルウェー)、MFマルコ・アセンシオ(マジョルカ)といった20歳前後の有力若手選手を精力的に補強してきた。ただ、想定外だったのは「今年夏」からの処分開始で、スペイン代表GKデ・ヘア(マンチェスターU)の獲得を済ませた上でチーム構成するスケジュールだったとされる。

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