「イタリアリーグ、パルマ４-５ＡＣミラン」（１４日、パルマ）

　サッカーのイタリア１部リーグで日本代表ＦＷ本田圭佑（２８）の所属するＡＣミランは敵地でパルマと対戦し、本田の２試合連続ゴールなどで５‐４で競り勝ち、開幕２連勝とした。後半１７分までプレーした本田は前半２５分に先制点をアシスト。１‐１の同３７分には右クロスをヘディングで合わせて得点した。

　本田が２戦連続のゴールを含む、１得点１アシストと存在感を示した。代表戦に伴う長距離移動の影響を感じさせず、「調整が一つのテーマだった。結果をそういった中で残すことができたので、前に進めたかな」と、及第点をつけた。

　前半２５分に右サイドから中央へ、相手選手と接触しながらパスを送り、先制点をアシストした。１‐１の同３７分には、アバテの右クロスをヘディングで決めた。近いサイドに走るムンタリに相手ＤＦが引きつけられた裏に動いた。完璧にとらえて突き刺すと、チームメーイトの祝福を笑顔で受け止めた。

　イタリアのサイトも絶賛した。ｍｉｌａｎ．ｉｔは「昨シーズンに１得点（ジェノバ戦）しか決められなかった成績を超えた。プレシーズンマッチのバレンシア戦、ＴＩМカップのユベントス戦などのゴールを考慮すると、光り輝くばかりのコンディションが際立っている」とたたえた。

　インザギ監督も評価した。有料放送ＳＫＹなどのインタビューに答え「エリア内の攻撃で素晴らしいゴールを決めた。ここまでの調子はとてもいいし、よくやっている。チームメートと毎日練習してきて、このような得点が生まれるということは、彼を落ちついてみていられる」と、信頼を寄せた。