「欧州ＣＬ・準々決勝第１戦、Ｒマドリード３-０ドルトムント」（２日、マドリード）

　史上最多となる１０度目の優勝を狙うレアル・マドリード（スペイン）は前回準優勝のドルトムント（ドイツ）に３‐０、パリ・サンジェルマン（フランス）は２大会ぶり制覇を目指すチェルシー（イングランド）に３‐１で先勝した。Ｒマドリードは、後半１２分にポルトガル代表ＦＷロナウドが加点。今季１４点とし、欧州ＣＬのシーズン得点記録に並んだ。

　右サイドの奥でロングパスを受けたベンゼマがゴール前へパス。これを受けたカルバハルが中央へ出し、飛び込んできたベールが先制した。試合開始からわずか３分。レアル・マドリードは序盤から攻勢を仕掛け、昨季の準決勝で苦杯をなめさせられたドルトムントから初戦で３点リードを奪った。

　アンチェロッティ監督は「うまく試合に入れた」と満足げだった。前半２７分にイスコがゴール左に決め、後半１２分にはポルトガル代表ロナウドが巧みなボールタッチでＧＫをかわし、大会のシーズン最多記録に並ぶ１４点目を挙げた。

　第２戦では２点差で負けても勝ち抜ける有利な状況に持ち込んだ。イスコは「素晴らしい結果だ。３得点で無失点。準決勝進出に近づけた」と晴れやかな笑顔だった。