阪口復帰即弾!自ら祝砲で日テレ快勝

 「なでしこリーグ、大阪高槻1‐3日テレ」(31日、長居第2)

 4試合を行い、3季ぶりの優勝を狙う日テレが、大阪高槻を3‐1で下し、開幕2連勝を飾った。同点の後半42分、左膝の負傷から復帰したMF阪口夢穂(25)が決勝点を挙げた。3連覇を狙うINAC神戸は新潟に6‐1で圧勝し、日テレとともに2連勝で勝ち点6とした。1‐1の後半、ルーキー道上彩花(18)のリーグ初得点などで5点を奪った。吉備国際大と引き分けた仙台と、岡山湯郷を破った伊賀が勝ち点4。岡山湯郷は2連敗となった。

 自ら復帰を祝った。同点の後半42分、DFラインの裏に抜け出した途中出場の日テレMF阪口が、DF岩清水のパスを右足で決め、決勝ゴールを奪った。昨年9月29日の千葉戦以来183日ぶりのピッチに「楽しかったです。あわよくば点を取れればと思っていたら…出来すぎなので怖いです」と笑顔でおどけた。

 昨年10月に左膝半月板の手術を受け、2月の代表合宿も辞退していた。試合後もアイシングを施した左膝はまだ万全ではなく、フル出場できる状態ではない。今後も時間を見ながらのプレーが続くが「急いでいないのでまだ無理はせず、与えられた時間で役割を果たせたら」と阪口。この日は後半35分からFWの位置に入り、「決定的な仕事をしてもらいたい」という寺谷監督の起用に見事に応えた。

 堺市出身で、実家は試合が行われた長居から「2駅くらい」の距離にあるという。観戦に訪れた両親に元気な姿を見せることができ「よりうれしい」と声を弾ませた。

 3季ぶりの覇権奪回を狙うチームに開幕2連勝をもたらした。なでしこジャパン不動のボランチが、復活への第一歩を最高の形で踏み出した。

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