香川“脱・本田頼み”でチャンス作る

 「W杯アジア最終予選、日本‐イラク」(11日、埼玉)

 サッカー日本代表は9日、イラク戦に向けて埼玉県内で練習を行った。6日のUAE戦で、日本は格下相手に1得点を挙げたのみ。FW香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=は、MF本田圭佑がトップ下からチャンスを作る“本田頼み”の現状から脱却し、チャンスメークのパターンを増やすことの必要性を説いた。

 香川が“本田頼み”の現状からの脱却を誓った。「(本田)圭佑くんにボールが入ったときにチームとしての形になりつつあるけど、それ以外の形が必要。いろいろなところでチャンスを作れるようにしたい」。UAE戦は、チャンスメークの多様性を欠き、1得点のみ。その反省が込められていた。

 本田は前日の練習後「『自分に合わせてこい』というのに戻そうと思う」と“オレ流”宣言をしていた。香川の発言は、これに対して真っ向から対立するもの。“反旗”を翻したからには、結果を残すしかない。

 代表では不調が続いているが、打開するイメージはできている。「ダイアゴナル(対角線)に走ったときにボールが入ってきた。次の試合も意識したい」。4試合ぶりのゴールで、日本代表は本田だけじゃないことを証明する。

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