神戸、終始単調な攻撃で連勝止まった…

 「J1、神戸0-1仙台」(7日、ホームズ)

 神戸がホームで首位仙台と戦い、0‐1で敗れた。三木谷浩史会長(47)が西野監督就任後2度目の観戦となった試合は、攻撃陣がゴールを決めることができず、公式戦の連勝は4で止まった。

 七夕に首位たたき…とはいかなかった。三木谷会長が視察した一戦で西野神戸が公式戦5連勝を狙ったが、仙台の厚い壁を崩せなかった。

 「1点が遠かったということ」。大きく息を吐いて会見場に姿を見せた西野監督の第一声。シュート数は19対9。ボール支配率でも圧倒しながら、単調なオプションに終始した攻撃は90分間、奏功しなかった。「ボールを保持しようとする意識は悪くないが、ただ持てるからベストだということではない」。前半19分に守備の綻(ほころ)びを突かれ失点すると、西野監督が「固かった」と評した最近6戦3完封の仙台DF陣の前に牙をそがれた。理想の領域に熟成させるために、指揮官は「決定力…では片づけられない。攻撃の形、質、意識を高めていきたい」と前を向いた。

 西野監督の神戸初采配となった5月26日鹿島戦以来となるクラブオーナーの視察試合。三木谷会長から「サッカー、野球の監督に星の数ほどお会いしたが、西野さんほど負けん気の強い人はいない」と惚(ほ)れ込まれた名将も「チームはまだ著しくは変わっていない」と、発展途上を強調した。

 後半40分に途中交代したMF大久保は「きょうはサイドからの攻撃しかやっていない」とぶ然。リーグ前半を8勝9敗、12位で折り返した。西野イズムの浸透は、まだ先にある。

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