05年　実の兄を「花田勝氏」と…　父の告別式の日に絶縁宣言

　05年５月30日に実父の元大関・貴ノ花（本名・花田満）が死去。以前から確執があった実兄の元横綱・若乃花（本名・花田勝）との遺恨が再燃。喪主は部屋を継いだ自分が務め、遺骨や位牌も渡さないなど、告別式の日に絶縁を宣言した。
　実の兄に対する「花田勝氏」という他人行儀な呼び方は若貴兄弟の修復不可能な関係を感じさせ、「確執はあっても亡き父のために仲直りしてほしい」と願った相撲ファンを落胆させた。

10年２月　「貴の乱」勃発　二所ノ関一門飛び出し理事選出馬

　10年２月の理事選に立候補を表明したが、二所ノ関一門からは断念するよう説得された。しかし貴はこれを拒否し、一門を離脱して単独での出馬を表明した。これが世にいう「貴の乱」である。二所一門は貴乃花と彼を支持する親方６人を事実上破門としたが、４期８年ぶりに投票となった理事選では他の一門からの票も入り、貴乃花は理事当選を果たした。当時は慣例に風穴を開けた「相撲界の革命児」ともてはやされたのだが…

10年７月　「退職願」出したことあった！賭博問題で琴光喜の処分に不満

　10年７月の臨時理事会で、野球賭博に関与した元大関・琴光喜が解雇処分となったことに激怒。「退職願」を出すなど自らの進退を懸けて協会に抗議した。これは保留扱いとなった後、貴が撤回する形で終結した。つーか、つい最近「引退届」か「退職願」モメたけど、前にも出したことあったのね。

10年７月　賭博問題の渦中で…「暴力団と同席」報道される