ボクシング村田“疑惑の判定”に泣いた人、怒った人、あきれた人

20日のボクシングWBA世界ミドル級王座戦でダウンを奪いながら“疑惑の判定”で王座奪取を逃した村田諒太いWBA会長までが批判する事態の中、各界の反応を集めてみた(敬称略)

公開日:2017.5.22

村田4回にダウン奪ったのに…まさかの1―2判定負け

 「ボクシング・WBA世界ミドル級王座決定戦」(20日、有明コロシアム)
 ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで同級2位の村田諒太(31)=帝拳=が2-1の判定で、同級1位のアッサン・エンダム(33)=フランス=に敗れ、世界初挑戦での獲得はならなかった。

村田諒太、初挑戦で世界ならず ダウン奪うもなぜ…判定負け
4回、アッサン・エンダムからダウンを奪う村田諒太=有明コロシアム
まさかの判定に呆然の村田とガッツポーズのエンダム(奥)

村田圧倒に見えたけど…エンダムの手数が評価された?

 元WBO王者のエンダムに対し、初回から前に出て右ストレートを打ち込む。徐々に圧力を強め、4回終盤には見事な右カウンターでダウンを奪い、完全に主導権を握った。その後も右ストレートでエンダムを何度もダウン寸前に追い込む。KOこそ逃したが、歴戦の猛者・エンダムを終始圧倒したようにも見えたが、エンダムの手数が評価された。
 

村田諒太、初挑戦で世界ならず ダウン奪うもなぜ…判定負け

帝拳ジム本田会長は激怒「今までで一番ひどいジャッジ」

帝拳ジム本田会長も怒り心頭

 帝拳ジムの本田会長は判定について「ビックリした。今までで一番ひどいジャッジ。あれだけ逃げて、手数も何もない。(ジャッジの)2人以外は全員勝ち(の判定)。いろんな見方があるにしてもひどすぎる」と怒りをぶちまけた。
(中略)「(WBAとは)関わりたくない」と怒りが収まることはなかった。

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