“大毅問題”で北村弁護士が現状報告

 ソリス(左)にまさかの判定負けでがっくりの亀田大毅=12月3日、ボディメーカーコロシアム
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 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級王者の亀田大毅(24)=亀田=が2団体王座統一戦で判定負けしながら王座にとどまった問題で、亀田ジム代理人の北村晴男弁護士らが19日、現状報告の文書を報道各社に送付した。

 文書によると、17日に同ジムが日本ボクシングコミッション(JBC)の事情聴取に応じた結果、「試合前日に行われたルールミーティングで“亀田大毅が試合に敗れた場合のIBF王座の扱い”についてどのような説明がなされたか」が、同ジムとJBCとの間の「重要な事実認識の齟齬(ゆきちがい)」になっていることが明らかになったとしている。

 同ジムはJBCに、「IBFルールブック(英語版)が両陣営に配布され、同ルールに従って試合が行われることが確認された。従って、勝敗にかかわらず大毅が王座を保持することは両陣営およびJBCにおいて共通の認識とされていた。IBF立会人(タッカー氏)にも口頭で確認した」と伝えたという。

 それに対し、JBCからは「JBC担当者はタッカー氏から、大毅が敗れた場合はIBF王座が空位になるとの説明を受けた」と説明されたという。

 これらのことから、「同ジムまたはJBC担当者のいずれかが、何らかの意図をもって事実に反する主張をしている」との考えを示し、双方が、真実を究明すべく調査を進めていると締めくくっている。

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