兄・天心にバトン「次はお前だぞ」那須川龍心が雪辱でRISE世界王座獲得 天心も思わずエプロン駆け上がり歓喜の抱擁「これで全てそろった」9・27井上拓真と再戦
「キックボクシング・RISE」(19日、大田区総合体育館)
RISE世界スーパーフライ級(53キロ)タイトルマッチが行われ、那須川龍心(20)が王者・大崎一貴(30)に挑戦。5回を終えても判定1-1で決着がつかない死闘となったが、延長1回判定2-1で競り勝った。龍心は今年6月に55キロ契約ノンタイトルマッチで判定負けを喫していた因縁の相手に雪辱を果たし、27日にプロボクシングWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=へのリベンジマッチに臨む兄・那須川天心(28)=帝拳=につなげ「リベンジマッチに勝ちました。1週間後、兄の天心が世界タイトルマッチでリベンジマッチです。俺が勝ったってことは、絶対に天心も勝ってくれます。応援してください」と呼びかけた。
大接戦となったが、泥臭く接近戦を仕掛けてくる相手を対処しながら手を出し続けた。6ラウンド目に入っても果敢に打ち合い、スピンキックを見舞うなど攻撃的な姿勢を示し続けた。龍心の判定勝ちが次げられた瞬間、リングサイドの兄・天心が目を赤くしながら「よ~し!」と手を叩き、直後にエプロンまで駆け上がって兄弟で抱き合った。龍心は「勝って、一番最初に天心の所に行って『見たか!』と言ってやった。『次はお前だぞ』と。めちゃくちゃ喜んでましたね」と笑った。
天心も試合後に取材に応じ「やりましたね。リベンジ。彼が勝たなかったら、僕の(27日の)試合がなくなっていた所だったので、とりあえずこれで試合成立。危ねぇ~(笑)」と冗談を交えながら喜びをかみしめた。エプロンまで駆け上がって抱き合ったが、「思わずですね。リングには入ってないので、ボクシング界的にはセーフ?リングの外ギリギリで、全てギリギリで生きている人間なので、そこは大目に見ていただきたい」と苦笑いしつつ、「それくらい嬉しかったですね。次の僕につなげたいって気持ちも感じたので。相当な思いを受け取りました。これで(自分の雪辱戦へのピースが)全てそろった感じがしました」と、8日後の自身の大一番に向けて発奮していた。
