世界戦消滅の佐野遥渉 心機一転、亀田興毅会長の亀田ジムで再出発「一番いい選択肢を提案してもらった」
ボクシングイベント「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(39)が4日、大阪市浪速区の西日本ボクシング協会で会見し、WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級1位の佐野遥渉(23)が興毅ファウンダーが会長を務める亀田ジムに所属し、23日の大阪・住吉区民センターで開催する「3150FIGHT 11」に出場することを発表した。東洋太平洋同級15位のクリスチャン・レガネ(24)=フィリピン=とバンタム級8回戦で対戦する。
LUSHジム(静岡県焼津市)に所属していた佐野は12戦11勝(5KO)1分けの無敗。これまでも3150FIGHTに参戦しており、今年4月にWBA世界スーパーフライ級暫定王者のデビッド・ヒメネス(34)=コスタリカ=に挑戦する予定だったが、5月に延期された後に、経済情勢の変化による費用の高騰で運営が困難になったためとの理由で中止となった。さらには3150FIGHTの共催パートナーだったLUSH社が興行運営事業から撤退。LUSHジムも休会しており、無所属となったことで日本で試合を行うことのできない状況に陥っていた。
会見に同席した佐野は「生活もできなくなり、ボクシングを辞めようと思った」と世界挑戦が消滅したショックを明かす。それでも「応援してくださる方々がいつも以上に増えて、勝つ姿を見たい、どんな形でも応援すると言ってくれたことで、自分はこのままでいいのかと思った。奥さんと子どももできて、勝つ姿を見せていきたいとまた頑張り始めました」と7月中旬からトレーニングを再開。昨年結婚した夫人、誕生した長男の存在も発奮材料となった。
所属先はいくつか候補がある中で「亀田さんと連絡を取り合い、一番いい選択肢を提案してもらった。ここに懸けてみようと思った」と亀田ジムを選んだ。静岡市に生活の拠点を置き、元プロボクサーの父・一雄さん(64)とのコンビを継続。大阪市西成区の亀田ジムには出稽古などで出向く方針だ。興毅ファウンダーは「所属なると、こちらも責任がある。より手厚いサポートをやっていきたい」と会長としての立場で話した。
昨年10月を最後に試合を行っていないため、世界ランクも失った。佐野は「次の試合は圧倒して勝って、年内にタイトルマッチを考えています。そして来年か再来年には世界挑戦したい」と巻き返しを誓った。
「3150FIGHT 11」はABEMAで全試合無料ライブ配信される。
