吉良大弥が壮絶減量クリア いきなりパンツ脱ぎ全裸 水抜き4・5キロ、リミットギリギリ 「やってきた過程を出すだけやなと」

 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(2日、横浜BUNTAI)

 ボクシングのダブル世界戦(2日、横浜BUNTAI)の前日計量が1日、横浜市内で行われた。WBA世界ライトフライ級王座決定戦で国内最速に並ぶプロ5戦目での戴冠が懸かる吉良大弥(23)=志成=はリミットの48・9キロ、元WBA・WBC同級王者の同級2位カルロス・カニサレス(33)=ベネズエラ=は48・3キロでクリア。WBA世界ミニマム級王座決定戦に臨む石井武志(26)=大橋=は100グラムアンダーの47・5キロ、元WBO同級王者で同級2位のウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=は47・3キロだった。

 悲願の世界タイトル獲得へ“最大”と位置づけた関門を突破した。吉良は計量会場に現れると「もう脱ぐしかない」と、いきなり幕に隠れてパンツを脱ぎ、全裸で体重計に乗った。リミットギリギリでパスすると、解放された様子で力こぶをつくった。約15秒、相手とのフェースオフで無表情のままにらみ合ったが、「体重をクリアしたのがうれしすぎて、何も感じなかった」と笑った。

 軽量級屈指の攻撃力を持つ逸材だが、「自分に勝たないと相手に勝てない」と壮絶な減量と向き合った。最終的な水抜きは約4・5キロにも及んだという。直前にはガムをかみながら唾液を出して数グラム単位で調整し、規定体重に合わせた。頬がこけた顔で取材に応じたが、「自分(の弱さ)が一番強い。それに勝ったら、やってきた過程を出すだけやなと」と自信を深めた。

 田中恒成に並び、国内最速タイとなるプロ5戦目での世界王座獲得に期待が高まる。百戦錬磨の元王者カニサレスと向き合い、「いい人そうやったが、いい人って強いので。警戒して、いい試合ができたら」と腕をぶした。

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