但馬ミツロ 東洋太平洋クルーザー級王座奪取 日本選手20年ぶり3人目 婚約者の千本瑞規は現役復帰を表明
「ボクシング・東洋太平洋クルーザー級タイトルマッチ」(11日、大和アリーナ)
前日本ヘビー級王者で東洋太平洋クルーザー級4位の但馬ブランドンミツロ(31)=TMK=が、5回1分39秒KOで、王者のムヘタル・マイヘムト(31)=中国=を破り、王座を奪取した。
クルーザー級(上限200ポンド=90・72キロ)は、ヘビー級とライトヘビー級の間(一部団体ではブリッジャー級、上限224ポンド=101・60キロを新設している)に置かれる階級。西島洋介山(96年10月獲得)、高橋良輔(06年12月獲得)に次ぎ、日本選手3人目となる同級の東洋太平洋王者となった。
昨年12月の前戦では約25キロの減量を決行し、自身プロキャリア最軽量となる94・8キロまで絞って初回KO勝ちと結果を出した但馬。今回はそこからさらに4キロ以上落として90・6キロで計量をクリア。効果はてきめんで立ち上がりから王者をスピードで圧倒。初回終了間際に右で先制のダウンを奪い、2回に左ボディーでダウンを追加。5回に左ボディーからジャブを顔面に当てて勝負を決めた。「欲しかったタイトルが手に入ってうれしい気持ちでいっぱい」と勝利をかみしめ、当面はクルーザー級で防衛戦をこなしていく考えを示した。
この日、婚約者で元東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規(31)が「やり残したことをかなえるために戻ってきました。それは世界チャンピオンのタイトルです」と22年9月以来、4年ぶりに現役に復帰することを表明した。「刺激になった」と話す但馬。12月に予定される初防衛戦は千本の復帰戦も組まれて共演する方針。但馬は「軽量級が中心の日本ボクシング界で、王道ではない重量級と女子ボクシングで盛り上げていきたい」と意欲を燃やす。ともに東洋太平洋王座は獲得した。パートナーとともに世界を目指す。
