【新日本】BOSJ快進撃の葛西純、4強ならず…田口隆祐が攻略「チョー気持ちいい」2段脚立からの飛び技を若手が補助「これでラダー問題も決着」

田口隆祐に敗れ、優勝争いから脱落した葛西純
葛西純を攻略し、「チョー気持ちいい」と実感を込める田口隆祐
2段の小さな脚立の上に立ち、若手に支えてもらった上で飛び技を放つ田口隆祐
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 「プロレス・新日本」(3日・後楽園ホール)

 ジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦最終戦が行われた。Aブロックでトップに並んでいた初出場の“デスマッチのカリスマ”葛西純(51)は、22度目の出場を誇る新日本生え抜きの田口隆祐(47)に痛恨の1敗を喫し、5勝4敗で優勝争いから脱落した。

 新日本屈指の曲者が、今大会“台風の”となっていた異色のクレイジーモンキーを攻略した。5・22大阪大会では、葛西の十八番であるラダー上からのパールハーバースプラッシュが飛び出したが、その際、新日本の若手がラダーを支えたことでSNS上などでプロレスファンの物議を醸していた。

 そのラダー騒動を逆手に取るように、田口はたった2段の小さな脚立を持参。さらに、葛西のゴーグルを意識したとみられる水泳用ゴーグルとキャップを被り、脚立の上に登ると、セコンドの若手に指示して揺れないように押さえてもらい、「シェーッ」と敬礼し、高さ推定50センチからのパールハーバースプラッシュを繰り出した。これはよけられてしまい不発に終わったが、注射器をケツに刺さるとハッスル。さらに、頭に竹串を刺されても狂ったように走り、ヒップアタックで一蹴した。さらに、今大会で葛西が新フィニッシュ技にしていた「強引G MY WAY(変型首固め)」を掟破りで繰り出し、フォール勝ちしてみせた。

 田口はバックステージでも改めて水泳キャップとゴーグルを被り「チョー気持ちいい」と、2004年アテネ五輪競泳金メダリストの北島康介の名言を引用。「知らない世界(ハードコアファイト)に足を踏み入れた上で、素晴らしい技で(勝った)。注射もぶっ刺されたし、竹串も刺されて…」と振り返った。

 持参した脚立にも触れ、「ラダー問題もひとまず、これで決着でしょう。だって、こんなにちっちゃいラダーでも危ないからね。(支えないと)ぐらぐらするからね。8段も9段も10段も、11段も…(中略)危ないから。一番安全な2段を使えばいいでしょう。それが私から全世界のレスラーへの一つの答えです」と持論を展開。「しかし強烈でした、葛西純という毒が…。まだ完全に勝ったとは思わないが、だからといって、あまろ葛西純の世界にこれ以上飛び込むのは怖いから。リスペクトですよ。デスマッチやっている選手、僕にはできない。怖いです。デスマッチもプロレスです、すごいと思います。でも僕は新日本プロレスのプロレスが好きなので、引退するまで新日本プロレスジュニア一筋です」と実感を込めた。

 一方、敗れた葛西は、今シリーズで藤田晃生、マスター・ワト、永井大貴から3カウントを奪った自身の技に屈した上に、優勝争いからも脱落してぼうぜん自失。「え?最後の技なに?『強引G MY WAY』だろ?それで俺っち取られたの?立ち直れねえだろ、こんな負け方…え~っ。あ~、マジ?」と肩を落とした。

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