4・29引退試合の武尊が一触即発「自分の体全て使い切る」因縁の再戦ロッタンから異例質問受け困惑も「今回は2Rくらい?」前回80秒KO負けの屈辱
「キックボクシング・ONE SAMURAI 1」(29日、有明アリーナ)
K-1元3階級制覇王者の武尊(34)が24日、現役最終戦となるロッタン(28)=タイ=とのONEフライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦に向けた大会前の公式会見に臨んだ。昨年3月には初回1分20秒でKO負けを喫した因縁の元王者との雪辱戦となるが、「自分がやってきたこと、自分の体に残された体力、筋肉一つ一つの組織、全て使い切るつもりでやってきた。前回とは全く別人の戦いができると思っているし、この試合は自分の物語の最終章、最後のピースだと思っている。僕の最後に必要なのはONEのベルトなので、必ず勝ってベルトを取って現役生活を終えたい」と、悲壮な決意を込めた。
質疑応答の時間には、宿敵から“挑発”の先制ジャブも受けた。赤い民族衣装に身を包んだロッタンは「武尊の最後の対戦相手に選んでいただいてうれしい。とても見応えのある面白い試合になることは間違いない」と意気込みを語った上で、「武尊選手と戦うのは2回目だが、1つ質問がある。武尊選手は今回の試合、何ラウンドで決着がつくと思っていますか。2ラウンドくらいで終わりますか?」と、異例の質問を投げかけた。
武尊は「ロッタン選手には約1年前に80秒くらいで負けて、僕の現役生活でもこんなに何もできずに試合が終わったことはなかった。一番の屈辱的な負けと言っていいほどの試合だったので、やっとまたロッタン選手と向き合えた喜びと、対戦相手を見たら早く戦いたくなった」と語り、「(ロッタンからの)質問の意図は分からないが、戦いは何が起こるかわからないし、前回みたいに1ラウンドで終わるかもしれない。必ずロッタン選手をKOで倒す」と困惑しながらも回答した。
さらに、ロッタンからは「2ラウンド以内に試合を終わらすことができれば、国際式ボクシングのような戦いになるのか」と追加で質問。武尊はまたも首をかしげつつ、「ちょっと国際式ボクシングがよくわからないが、僕とロッタン選手の試合はファイトスタイルもかみ合う。1ラウンドから何が起こるか分からない。早期決着になると思うが、僕が必ず倒すのは変わらない。倒します」と、自分に言い聞かせるように繰り返した。
さらに、フェイスオフの際には、ロッタンと武尊は額をつけてにらみ合い、一触即発。ONEのチャトリCEOが制止したものの、ロッタンが武尊を突き飛ばすように離れ、最後は互いに一礼して決戦に向けてボルテージを高めた。
