フワちゃん、プロレス再デビューから4カ月の胸中激白「もう少しうまくやれると思ってた」公開説教&謝罪の真相【4・26横浜アリーナ大会前インタビュー・前編】

 昨年、女子プロレスのスターダムに電撃入団し、12月29日にプロレスラーとして再デビューした人気YouTuberのフワちゃんが、デイリースポーツのインタビューに応じた。年間最大のビッグマッチとなる4月26日の横浜アリーナ大会が迫る中、元ワンダー王者・安納サオリ(35)との一騎討ちに向けた心境を激白。また、リング上でふざけたムーブを連発し、師匠の葉月(28)から公開説教を受けた真相も明かした。(取材=藤川資野)

 ◇     ◇

 -プロレス再デビュー後、デビュー戦を除けば初のビッグマッチを迎える。4・26横浜アリーナ大会前の今の心境は。

 「正直に言うと、初めての、そして圧倒的に格差のある安納サオリ選手を、新人の私が独り占めできるという状況に、過度に興奮し変になってしまっていた部分がありました。横浜アリーナ、安納サオリって(大きな)名前がどんどん降りかかってきて、悪い意味でトランス状態に入っちゃってたなと」

 -安納選手との前哨戦で調子に乗ってしまい、師匠の葉月選手から公開説教も受けた。

 「普通に戦っても勝てる相手じゃないので、自分のいいところでもあり悪いところでもある“調子に乗る性質”が生かせないかとアドレナリンをギンギンにしてみたのですが、新人の私がうまく出来るはずもなく、空回りしてしまいました。リングで調子に乗って、安納さんにボコボコにされて、(師匠の)葉月さんに叱られて、(4・11後楽園で一騎討ちしたスターライト・)キッドさんに喝を入れられて。先輩たちのおかげで、ようやく自分の今のスタンスが違うんじゃないかって。大事な横アリの前に気付けてよかった」

 -デビュー4カ月の新人レスラーが、大舞台でシングルマッチを行うことも異例。

 「もちろん名誉なことなので、本音で言うとすごく興奮してるんですけど、だからこそ基本に忠実にプロレスに向き合うっていう、シンプルなことが大事だったんだなと改めて思います。ビッグマッチだから盛り上げなきゃ、お客さんを呼ばなきゃ、なんか変なことをしなきゃっていう、空回りのサービス精神で動いていたので、ここは基本に立ち返って、1人の新人であることを頭に入れて、自分ができる戦いに挑むのみだと思ってます」

 -今月12日の記者会見では安納選手からハンデを提案されたり、フワちゃんからは逆にアドバイスを求めていた。

 「やっぱりプロレスラーとしての実力や経験も全然違う。仮に自分にほんの少しのポテンシャルがあったとしても、勝ちにいくとなると根性だけじゃどうにもならない話なので。秘策というか、安納さんの弱点を知れたらなってことであえてご本人にアドバイスを求めてみました。中身については安納さんとの秘密ですが、このアドバイスを中心にやっていくつもりです。安納さん自身も、フワには負けられないって思いが半分、もう半分は、私に情報を教えて、どう立ち向かってくるのかワクワク待ってるんだろうなって思います。こんなに安安と情報を教えて、なめんなよとは言いません。絶対に勝ちたいので。せっかくもらった情報を最大限に生かして、ありがたくスリーを取ってやろうと思ってます」

 -横浜アリーナはプロレス2戦目(23年4月23日)で戦った思い出深い場所だが。

 「あ、知ってくださってるんだ。ありがとうございます。当時は首を痛めていたので、ずっと裏で『痛み止めが効かないよ!!』って暴れて、みんなに迷惑をかけた記憶が蘇ります(笑)。あの時は林下詩美さん&天咲光由さんに負けて悔しい思いをした場所。そして『プロレスラーになったね』って言葉をいただいた場所でもあるので、改めて新人としての気持ちを思い出させてくれる原点のような会場ですね」

 -当時はスポット的な参戦で盛り上げる立場だったが、所属選手になった今は立場も違う。

 「本当にその通りだと思います。同じ景色で、同じスターダムだけど、全く違う立場。本物のプロレスラーになったんです。今度こそ負けられない。もう盛り上げなくちゃとか、お客さんのために、とかは一旦なしで。新人の自分は別のところに気を使わず、ただ戦いに行くのみです」

 -昨年12月29日に再デビューしてから4カ月。ここまでの道のりは想像通りか。

 「そうですね…。正直自分はもう少しうまくやれると思ってました。元々どうしたら会場が盛り上がるんだろうっていうのを最優先に考えてしまう性格なので、試合をやっていくうちに新人である自分の立場を忘れて、相手を変な風に煽ることだとか、そういうことばかりにフォーカスしていた。そういう失敗とか、自分が完璧じゃないというのも改めて気づいて、デビューしてからも失敗することはあるんだと。でも、大丈夫。先輩たちはアドバイスをくれるし、お客さんも見ていてくれるので。1回みんなの前で失敗したからって恐れずに、一度立ち止まって軌道修正すればいい。この感じだと、これからも私はどんどん失敗するんだと思います。失敗にビビらず、目先の楽しい派手なものに引っ張られず、まずは基本を頑張っていきたいです」

 -既にいろんな選手と戦い、3月22日の「Sareee-ISM」ではジャガー横田選手ら大ベテランとも初対戦した。印象に残っている試合は。

 「レジェンドの皆様との試合は、間近で学ぶことがとても多かったですし、何よりお母さんがすごく喜んでて。プロレスラーになれた喜びをガツンと感じました。そして一生忘れないのは、やはり再デビュー1発目の葉月さん戦。憧れの師匠相手に、自分だけでも勝てる可能性を信じて最後まで諦めなかった、姿勢だけでもプロレスラーになったと胸を張って言える試合です。試合を重ねていくうちにちょっとブレてくる傾向のある私にとって、毎回シングル戦をきっかけに原点に立ち帰ってる気がします。吏南さん、キッドさん、タッグでしたがSareeeさんとの試合。とことん向き合うシングル戦は、より成長している自分に目が行くし、やるべきことと違うことをしてるなって自分にも気が付く。チェックポイントになっている。毎回のシングル戦のおかげで、自分の実力を俯瞰して見れているつもりです」

 -基本に戻るとは。

 「まず真面目に真摯に取り組むってことですね。雑念なく、ピュアに。やっぱ『盛り上げたい』とか『これ言ったらバズりそう』とか、『この目線って(斬新で)まだなかったよね』とか、そういうことを考え出すのも、もっと(プロレスの)基本ができるようになってからだったなと。もちろん、盛り上げたいという姿勢も正解のひとつではあるし、いずれそういうプロレスラーになる未来もあるかもしれないけど、とにかく今ではなかったと思います」

 -今のキャリアではまだ早いと自己分析できた。

 「だって、まだロックアップだってまともに組めないのに。何を一丁前に盛り上げようとかお客さんを呼ぼうとかを考えてんだって。新人はとにかく練習しろよって話じゃないですか。それができるようになってから、自分の性格やキャラクターを生かせる日が自ずと来ると思う。面白いことに飛びつくのは、今はまだ新人仲間といる時だけにしておかないと!」

 -吏南選手とのマイク合戦はいい感じで沸かせていたが。

 「だから、たぶんあれはいい塩梅を守れていたんでしょうね。自分の中で、調子に乗ってくると本当に塩梅を守れなくなるんだなと。難しいですよね。本当に教えてほしいです。お客さんからも『いい塩梅!』って言ってほしい。塩梅を超えてる時は、『塩梅注意!』ってヤジをもらうことにしようかな!(笑)」(前編おわり)

 ※インタビュー後編では、プロレスラー転向の真意や、女子で初めてプロレス大賞MVPを受賞した上谷沙弥(29)への秘めたる思いなども率直に語った。

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