フワちゃん、おふざけ“封印”真面目ファイトで黒星も喝采「面白いフワ届けられず心苦しい」一騎討ちS・キッドも感心「最高にかっこいい」
「女子プロレス・スターダム」(11日、後楽園ホール)
フワちゃんが第1試合でスターライト・キッドとシングルマッチで対戦し“改心”ファイトを見せた。8日の後楽園ホールでは相手を挑発するようなふざけた動きを連発した揚げ句、黒星を献上し、師匠の葉月(28)から「フワ、調子乗りすぎじゃない?」「プロレスをなめるな!」と公開説教を受けて謝罪していたが、心機一転。小細工なしの真っ向勝負を展開し、12分50秒ムーンサルトプレスで敗れたものの、格上相手の熱いファイトに温かい拍手が注がれた。
4・26横浜アリーナ大会で一騎打ちを行う安納サオリ(35)も場外で熱視線を送る中、おふざけは封印。執拗な脚攻めにもん絶しながらも「痛えな、この野郎!」と歯を食いしばり、打点の高いドロップキックを何度も放った。さらに、卍固め、シャイニング・ウィザードなど得意技を放ち、コーナー最上段から場外へのプランチャも発射。さらに、雪崩式ブレーンバスターや投げっぱなしのジャーマン・スープレックスなども披露し、格上のトップ選手を追い詰めた。
最後は力の差を見せつけられたものの、フワちゃんが見せた真っ向勝負に会場は喝采。“教育的指導”を終えたキッドも、フワちゃんの真剣な姿勢を認めるように手を差し伸べて握手した。「容赦なく脚を攻めたけど、何度も何度も立ち上がって戦うフワちゃんは最高にかっこよかったよ。やっぱりプロレスが大好きなんでしょ?おふざけキャラもあるけど、真面目にやったらポテンシャルは高いって改めて思いました」と感心し、「知名度とか私たちにはないものもたくさん持ってるから(真面目にやって)私たちと一緒にスターダムをもっと広めていってほしい」とエールを送った。
玉砕したフワちゃんは「心を入れ替えたフワちゃんです」と第一声。「キッドさんに正面から向き合う覚悟でボコボコにやられてしまったが、私の中ではすごく得られるものがあった。安納サオリのスカした感じに突っかかって変な風にしてしまったが、私がちゃんと向き合ってなかったから安納サオリも私に向き合ってなかったんだなと。(プロレスは)鏡だなって、理解できる試合になりました。しっかりプロレスに愛を持って、誠意を持って(相手に)向き合ったらああやって答えてくれるんだと身をもって実感しました。余計なことは考えず正面からプロレスと向き合って、4・26横浜アリーナに向けて体をつくっていきたい」と、殊勝なコメントを並べた。
「面白いフワちゃんが届けられないのが心苦しい」と本来のお調子者キャラとしての葛藤もにじませつつも、「しっかりプロレスに向き合った上で、皆さんにエンターテインメントをお届けできる日がいつか来るように、今は真面目に頑張り続けるのみです」と自分に言い聞かせていた。
