異色の女子ボクサー!バレーボール協会職員の鵜川菜央、世界初挑戦で大善戦も惜敗で涙…川合俊一会長や元日本代表監督も応援「一歩足りなかった」

 「ボクシング・IBF女子世界アトム級王座決定戦」(7日、後楽園ホール)

 元王者の山中菫(24)=真正=が、WBOアジアパシフィック王者で同級3位の鵜川菜央(30)=三迫=に2-1で判定勝ちし、1年ぶりに王座に返り咲いた。日本バレーボール協会で働く異色の二刀流ボクサーの鵜川は世界初挑戦で大健闘したが、惜しくもベルトには届かなかった。

 鵜川の応援として、バレーボール協会の川合俊一会長(63)をはじめ職員約30人のほか、元男子日本代表監督の南部正司氏(58)や各委員会の委員・スタッフらも会場に駆けつけた。

 序盤は山中の圧力に押されて後退し、強烈な右フックを被弾するなど劣勢だったが、4回からはリーチ差を生かしたワンツーを軸に手数で上回り、盛り返した。強打の山中と手数の鵜川という一進一退の展開が続き、応援団の「鵜川」コールも発生する中、最終回には被弾覚悟で打ち合うド根性も見せ、終了ゴングが鳴ると会場は大喝采に包まれた。

 バレーボール協会の職員としてフルタイムで働きながら終業後にジムに通っているが、試合前には時短で働くなどサポートも受けている。元世界王者との世界戦で大善戦したものの、惜敗。笑顔で胸を張ったが、引き揚げる際には涙を流した。「(山中は)やっぱり強かった」。10ラウンド手数を出し続けたが、「もうやれない(笑)」という猛練習を積んできたという。「自分が世界でやっていいのかというところから始まり『本当にやれるのか』と毎日自分で問いかけて、とにかく前向きにやってきた」と振り返り、「支えてくれたジムや、(バレーボール)協会の人がめちゃくちゃ応援しに来てくれたので、(感謝を)形にできるものがほしかった。一歩足りなかった」と目に光るものを浮かべた。

 一方、1年ぶりに王座に返り咲いた山中は「めちゃくちゃうれしいが、想像以上に鵜川さんが強かった。今までやった中でも(手ごわくて)、気持ちも強かった」と脱帽。「(今後は王座)統一を目指して頑張る」と語った。

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