谷口将隆 無念...好勝負も判定負け 夢散る「何も考えられてない。真っ白」 終わってみれば完敗「ダウンを取られてから。もったいない」
「ボクシング・WBA・WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ」(3日、後楽園ホール)
挑戦者の元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(32)=ワタナベ=は0-3の判定で、2団体統一王者のレネ・サンティアゴ(33)=プエルトリコ=に敗れ、2階級制覇はならなかった。セミファイナルの56・02キロ契約10回戦では、元IBF世界スーパーバンタム同級王者の小国以載(37)=角海老宝石=が3-0判定で、前IBF&WBA同級王者マーロン・タパレス(34)=フィリピン=を撃破。元世界王者対決ながら、下馬評を覆す大金星を挙げた。
のれんに腕を押すように、拳に力を込めれば込めるほど王者サンティアゴにスルリといなされた。谷口はアグレッシブに前に出て好勝負を演じたものの、試合巧者のアウトボクシングを打開できずに判定負け。3年3カ月ぶりの返り咲きも2階級制覇も夢と散り、「負けたばかりで何も考えられてない。真っ白」と声を絞り出した。
日本人キラーに対し、圧力をかけながら強打を狙った。序盤こそ攻勢だったものの、5回にはカウンターの右フックで後ろに1回転するダウンを喫し、形勢は後手に回った。
リング上で変幻自在にステップしながら要所で連打をまとめてくる王者を捕らえられなくなり、終わってみれば完敗。「思ったよりやりやすいと感じたが、そこから(相手の)策にハマっていたのかな。追いすぎないことを大前提に、逆に相手に(前に)来させようと意識して、序盤はうまくハマったかなと思った。(5回に)ダウンを取られてからサンティアゴ選手が楽になった。もったいない勝負のポイントだった」と唇をかんだ。
16年4月3日にプロデビューしてちょうど10年の節目で、過去最高級の仕上がりに自信を見せていた。久々に後楽園ホールで行われた世界戦での「谷口」コールに背中を押されたものの、岩田翔吉、高見亨介(ともに帝拳)に続いて日本勢3連敗。「期待していただいたが、負けてしまった」と肩を落とした。
