タパレス、30g体重超過も小国以載との元世界王者対決実施へ 井上尚弥VS中谷潤人の勝者に挑戦意欲「分があるのは井上尚弥かな」
「ボクシング・10回戦」(3日、後楽園ホール)
世界戦興行の前日計量が2日、後楽園ホール展示場で行われた。セミの56・02キロ契約10回戦は、元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(37)=角海老宝石=がリミットの56・0キロでクリアしたものの、前IBF&WBA世界同級王者マーロン・タパレス(34)=フィリピン=は最初100グラムオーバーとなり、パンツを脱いで再び体重計に乗ったものの、56・05キロで約30グラム超過。ただ、小国陣営が了承したため試合実施が決まった。
小国は「(2時間後の再計量まで)こっちも待たなあかんの大変やしね」と承諾した理由を明かした。フェースオフでタパレスとにらみ合った際には思わず吹き出していたが、「『笑うなよ』みたいな(ことをタパレスに言われたが)、お互いが笑ってもうた(笑)。たぶんタパレスも減量がキツいから口がカサカサで、口紅?赤いリップみたいなのを塗っていて、自分的に面白くて」と笑い、心の余裕ものぞかせた。
前2団体王者のタパレスは23年12月に井上尚弥(大橋)との4団体統一戦に敗れたことが記憶に新しいが、現在もWBC2位、WBO3位、IBF4位につける強豪。元世界王者対決に臨む37歳にとって生き残りが懸かる大一番となるが、「最終的には(どういう形であれ)自分の手が上がる、勝つ試合にしたい。どんな勝ち方でもいいので」とうなずき、「(相手は)世界ランキングがすごいので、そこが魅力ですよね。今回は(勝ってランキングに)入ったら楽しみじゃないですか。モチベーションが高い」と腕をぶした。
一方、わずかに体重オーバーだったタパレスは、直前まで乗っていた体重計ではアンダーだったと説明。「(超過したが)すぐに合わせられる誤差だったのでパニックはなかった。相手陣営から30グラムは誤差だとOKが出たが、落としてこいと言われたら落とすつもりだった」と明かした。
また、5月2日に東京ドームで行われるスーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=と中谷潤人(28)=M・T=の一戦に対する見解を聞かれると、「(勝機は)50:50かなと思うが、分があるのは井上尚弥選手かな」と語った。トップコンデンターとして、井上VS中谷の勝者に挑戦したいかとの問いには「もちろん!」と意欲。その上で、目の前の小国戦に向けて「彼もいいファイターだが、勝ちたい。印象づけられるような試合をしたい。KOならうれしいが、判定でも勝てればいい」と意気込んだ。
