「暴力なしで」乱闘直後に異例、2・11王座戦の辻陽太とジェイク・リーが膝つけ合わせ会談「誰の道化師?ブシロード?」「鋭い」辻が自軍勧誘も「全日本時代から好きだった」

 「プロレス・新日本」(2日、後楽園ホール)

 2月11日大阪大会のIWGPヘビー級選手権試合で激突する王者・辻陽太(32)と挑戦者ジェイク・リー(37)が8人タッグマッチで激突した。“道化師”と化したジェイクは奇行ファイトを繰り返しながらも、リング内外で激しくぶつかり合い、最後は辻が率いるUnbound Co.(アンバウンドカンパニー)のドリラ・モロニーがゼイン・ジェイを沈めて勝利。決着後も両軍は激しい場外乱闘を展開したが、バックステージで両雄が並んで椅子に座り、静かに語り合うという異例の一幕を繰り広げた。

 ジェイクのコメント中、辻が唐突に2脚のパイプ椅子を持って現れると、「ジェイク、試合は終わったんだ。大人らしくちょっと話そうぜ。暴力はなしで」と提案した。2人して膝をつけ合わせるように座ると、静かなトーンでの会談が始まり、辻は「アンタに聞くのが申し訳ないくらい浅い質問をしていいか?(ジェイクが標ぼうしている)宮廷道化師って誰の道化師だ?浅い質問だろう?でも、俺は知りたいんだよ」と問いかけた。

 ジェイクが「誰の道化師だと思う?」と逆に聞くと、辻は「そうだな…(親会社の)ブシロード?」と切り込んだ。「この会社には改革が必要だから。革命と言った方がいいかな?それとも再編物語?」と付け加えると、ジェイクはうれしそうに「いいところを突くねぇ。相変わらず。本当に弁が立つ。そして勘が鋭い。憎たらしいほど。どうしたらそんな若さでそこまでなれるのってくらい」とうなずきながら、「もしそうだとしたらどうする?」と問いかけた。

 辻もニヤリと笑いながら「そうだな。(所属ユニットのユナイテッド・)エンパイアにいるのもったいないんじゃないか?なんでエンパイアを再編する必要があるんだ?」とさらに質問。ジェイクは「エンパイアじゃなく、会社、本隊に行けと。そういうことかい?」と先回りしたが、辻は「なんならアンバウンドカンパニーの方が面白いんじゃねえか?まあ次に戦うから今(すぐ)入れとは言わねえよ」と“勧誘”をほのめかし、ジェイクは「引き抜きかい?その若さで本当に憎たらしいったらありゃしない」とほくそ笑んだ。

 さらに辻は腹の中を明かすように「実はノア時代、いや全日本(所属)時代からか。アンタのことが好きでよ。いろいろアンタのしゃべりを見ていたんだよ。(コメントで)頭切れるよな、やっぱり」と吐露し、「次の大阪、俺たち試合するだろう?負けたらどうする?」と提案。ジェイクは「面白いね。そういうのがあった方がスリリングでやっぱり面白いね。だって、こっちにはなんも失う物なんかないんだから」と前向きに検討するそぶりを見せつつ、「今日はこのぐらいにしておこう。すぐ返答をっていうわけじゃないんでしょ?これは大人の話だ。暴力なんかないんだ。ゆっくり話すべきなんじゃないかな。大阪までの何大会かのうちにまた話し合ってっていう場を設けようじゃないか」と両手を広げた。

 辻が「いいアイデアですね。じゃあ今日はこのへんで」と先に離席。互いにリスペクトを示し合って平和裏に会談が終わったように見えたものの、ジェイクは「どうしよっかな~。へへへへ」と、真意のつかめない表情のままフラフラと去って行った。

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