プロボクシングの「フェニックスバトル・スーパーフェザー級１０００万トーナメント」（２０２６年２月１９日、後楽園ホール）の会見が１７日、都内で行われ、前ＷＢＯアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の渡辺海（２３）＝ライオンズ＝と対戦予定だった亀田京之介（２７）＝ＭＲ＝の棄権が発表された。渡辺はリザーバーだった新井志道（３４）＝黒崎ＫＡＮＡＯ＝と対戦する。

　会見冒頭で主催者から棄権が発表された京之介。新井には１週間程前に出場の打診があったいうが、渡辺は「きょう知ったんですよ。えっ！となりました」と絶句した。

　京之介から「次は渡辺海やけど、松本（圭佑）しか見ていない」と、反対ブロックで優勝候補の松本圭佑（大橋）を挙げて、無視されるような発言を受けていた渡辺。「自分は亀田をバチバチにしばきたかったんですけど…」と残念そうに語りつつ「新井選手も強いので、そこはしっかりやります」と、懸命に気持ちを切り替えていた。

　１５選手が参加するトーナメントは１１月２７日に開幕し、来年１月、２月の初戦を終え、５月に準々決勝、８月に準決勝、１２月に決勝が開催予定。優勝賞金は１０００万円で、全試合にＫＯ賞２０万円も用意される。

◆組み合わせ

・新井志道ＶＳ渡辺海（ライオンズ）＝来年２月１９日

・牛島龍吾（八王子中屋）ＶＳ英豪（緑）＝来年２月１９日

・それいけ太一（ＫＧ大和）ＶＳ砂川隆裕（ワールドリング）＝１１月２７日に開催され、砂川が５ＲＴＫＯ勝ち

・木村蓮太郎（駿河男児）ＶＳ石井龍誠（金子）＝来年２月１９日

・木谷陸（ＫＧ大和）ＶＳ大谷新星（真正）＝来年１月３０日

・福井貫太（石田）ＶＳ向山太尊（ＤＡＮＧＡＮ）＝来年２月１９日

・龍王（角海老宝石）ＶＳ岩崎一輝（勝輝）＝来年２月１９日

・松本圭佑（大橋）※シード