ボクシング 堤聖也「ヤバいヤバいヤバい」井上尚弥の助言イジりがバレて冷や汗 17日決戦ドネアと対面「拳デカい」「ドネアのフルのパンチ楽しむ」

 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(17日、両国国技館)

 大会前会見が15日、都内で行われた。WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29)=角海老宝石=は、WBA同級暫定王者ノニト・ドネア(43)との団体内統一戦に臨むが、「(ドネアは)説明不要のレジェンド。この試合をクリアして、もう一稼ぎとか(より)大きな試合になると思うので、モチベーションが高く、すごく強い状態で来ると信じている」と好勝負を期待。「倒されることもあるスポーツなので、倒されても立ち上がって倒せばいい。どの試合もそういう考えだが、最後に僕が勝つためにしっかり戦えばいい」と、打ち合い上等で泥くさく勝つ覚悟を示した。

 会見後、43歳の元世界5階級制覇王者と対面した印象を聞かれた堤は「拳がデカいっすね。ナックルがデカい。握手したときは特有のものは感じなかったが」と、強打者特有の拳の指の付け根の大きさに目を見張った様子。「座っているときから(拳が)見えたので確認した。あと(靴の)ヒールが厚かったかはわからないが、身長の確認もした。(イメージから)外れることはなかった」と明かし、打ち合い想定については「(パンチを)受けてしまうことを想定に入れておかないと、もらった時にパニクるので。ドネアのパンチをね、8オンス(グローブ)でフルで受けられるなんて経験(普通のボクサーなら)ないんですから。それを含めて全部楽しみますよ」と、ボクサー冥利に尽きる手合わせを前に腕をぶした。

 また、今月3日の公開練習の際には、大橋ジムに出稽古に行った際に過去2度ドネアを撃破している4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=から「フックは痛いよ。まともにもらったら危ない」と情報収集したことを明かした上で、「知ってる!何の成果も得られなかった(笑)」と冗談めかしてネタにしたが、このやり取りを掲載したネット記事に尚弥本人がSNSで「おいおい!つつみん!知ってるなら聞くんじゃないよ!笑」と反応した。

 堤はこの一件を受け、「ビックリしました。(今回のは)陰口じゃないけど、陰口が先輩にバレた1年生みたいな(笑)。ヤバい、ヤバい、ヤバい…みたいな感覚はあった(笑)」と冷や汗。ただ、打倒ドネアに向けてもちろんモンスターから大きな収穫を得ており、「フックはもらうと危ないよというのは(わかっているけど)、他の部分はなるほどと。イメージを(頭に)入れることはできた」と改めて感謝を込めた。

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