BD戦士ジョリー、大みそかRIZINデビュー電撃決定 芦澤竜誠とMMA戦「1回で失神KO」榊原氏は期待感「侮れない」緊張素顔も暴露

 RIZINは20日、都内で会見を開き、10周年となる大みそか大会「RIZIN師走の超強者祭り」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表した。1分間最強を決める格闘技イベントBreakingDown(ブレイキングダウン)出身のジョリー(28)が初参戦が電撃決定し、元K-1戦士の芦澤竜誠(30)と61キロ契約MMAルール5分3ラウンドで対戦する。

 サングラス姿で登壇したジョリーは着席と同時にペットボトルの水をゴクッと飲んで一呼吸。「ブレイキングダウンから来ました」と挨拶し、「去年の8月に榊原さんのところに(朝倉)未来さんと行って(参戦を)直談判して、ようやくかって感じ」と感慨を込めた。ただ、対戦する芦澤の方を向くと、「ナマズ君、お前“強者ムーブ”いらんて。ザコのくせに」と、RIZINの舞台でも得意のトラッシュトークを開始。「こいつ、マジで1ラウンドで失神KOしちゃうんで。俺のデビュー戦にはふさわしい相手かなと思ってます」と強気に予告した。

 対する芦澤は9月の梅野源治戦で敗れ、これがMMA6戦目。「前の試合で負けちゃって、自分の中で出し切れなかった。大みそかで試合したいと言ったらジョリーを提案されたので、ありがたく試合させてもらう。今回は来年に向けての調整試合です」と脱力モードで語った。ジョリーが梅野と同じFIGHTER’S FLOW所属となっただけに「前は相手できなかったが、前回梅野源治に負けて、もう一回(梅野と)やり直したいので」と雪辱への踏み台にする考えを示した。

 想定外の真面目なコメントに、ジョリーは割り込んで「お前さあ、お前が一番求められてるのって記者会見での乱闘やん。来いよ。殴ってこいよ。それで再生回数を稼いで人気になったんやろ。実力でここ(RIZIN)まで来てないぞ」と挑発。芦澤は「ここ(隣)に来いよ。ぶん殴ってやるから」と返しつつも、冷静に「15分戦ったことないでしょ、お前。こいつとトラッシュトークしてもつまんないから。ザコだから」と、同じ目線でやり合うことはなかった。

 BDではプロ格闘家にも勝利しているが、ジョリーのRIZINデビューについて、榊原信行CEOは去年からタイミングを探っていたといい、「実力、実績が全くない選手ではないので、僕らなりの期待感は持っていた。芦澤は復帰戦の相手としてちょうどいいと思ったと思うし、いろんなパズルが組み合った」と満を持してのマッチメイクだと説明。勝負論についても「十分ある。芦澤選手が言うほどには(ジョリーは)侮れないとみているが、大舞台の経験もない。今日の会見前も『緊張する~』と言っていたので(笑)。いろんなものを背負って大みそかの晴れ舞台に出てきて、(重圧に)つぶされる可能性もあるかなと。何を見せてくれるか楽しみ」と、気鋭のBD戦士の素顔も暴露しながら見解を示した。

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