ウルフ・アロン、プロレスデビュー戦は“悪党”EVILと一騎討ち正式決定 前夜リングに乱入し因縁勃発 来年1・4東京ドーム大会

 新日本プロレスは14日、来年1月4日の東京ドーム大会の一部カードを発表した。同大会でデビューする東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(29)は、スペシャルシングルマッチで“キング・オブ・ダークネス”EVILと対戦することが正式決定した。13日の両国国技館大会で、EVILは自身が率いる悪徳集団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)の介入を受けてNEVER無差別級王座を奪取し、試合後も若手を暴行していたところ、ウルフがセコンドからリングに乱入。HOTのメンバーを柔道技で蹴散らしたことで因縁が生まれていた。

 ウルフは今年6月に柔道選手を引退し、プロレスラー転向と新日本入団を発表。来年1月4日のデビュー戦に向けて、練習生として毎日道場に通いながら、関東圏の大会ではセコンドについて雑務をこなしていた。

 前夜の両国大会ではHOTの悪行三昧にしびれを切らし、ついにリングイン。ウルフは高橋裕二郎(44)を払い腰で投げ飛ばすと、金丸義信(49)を腰車でマットに沈めて“一本”を連発。さらに、ディック東郷(57)をプロレス技のボディスラムで豪快にたたきつけ、観客から喝采を浴びた。EVILに胸ぐらをつかまれ胸元にエルボーも一発食らったが、にらみ合って一歩も引かなかった。

 バックステージでウルフは「まだ練習生って立場だったので、リングの上で(選手を)止めることはしてこなかったが、今日は頭で考える前に体が動いてしまっていた。正直、今の立場で僕が言っていいことではないと思うが、1月4日のデビュー戦、EVILとやらせてください」と直訴。一方、面目をつぶされたEVILは「ウルフ・アロン、一練習生のくせに生意気なマネをしてくれたな。死ぬ覚悟があるなら、たたきつぶしてやるからな」と怒り心頭で、因縁が勃発していた。

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