クロフォードが史上初の3階級世界4団体統一 井上尚弥のPFPライバル カネロを封じ判定勝利

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ」(13日、ラスベガス)

 2階級4団体統一王者のテレンス・クロフォード(米国)が、世界スーパーミドル級4団体統一王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)に判定勝ちを収め、史上初の3階級での世界4団体統一を果たした。

 クロフォードはカネロが“様子見”をした序盤の1、2回に手数を重ねて優位に立つと、持ち味の巧みなボクシングで12回を戦い抜いた。カネロも中盤から巻き返しへ打ち合いに出たが、挽回することはできなかった。判定勝利の瞬間、クロフォードは目頭を押さえて、感慨に浸っていた。

 試合前時点でのパウンド・フォー・パウンド(PFP)は3位。PFPのライバルである井上尚弥が、日本時間の同日にムロジョン・アフマダリエフ戦を控えているが、その前にクロフォードが大偉業を成し遂げた。

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