巡業バスと接触事故でプロレスラー死去、全日本プロレスが12日に記者会見 事故に関する経過報告と再発防止策を報告へ
全日本プロレスは10日、5月31日に巡業バスと接触事故に遭い、集中治療室(ICU)での治療を続けていた所属プロレスラーの長尾一大心(ながお・たいしん)さんが今月7日に21歳の若さで死去したことを受け、12日に都内で記者会見を行うことを発表した。オールジャパン・プロレスリング株式会社の福田剛紀代表取締役らが出席予定で、5月31日に発生した巡業バスとの接触事故に関する経過報告と再発防止策について報告するという。
長尾さんは2023年12月に入門し、昨年10月にデビュー。出場予定だった6月1日の仙台大会を欠場していたが、全日本は後に、巡業バスとの接触事故での腹部圧迫による外傷性ショックで治療中だと公表。約3カ月間ICUでの治療が続いていたが、天国へと旅立った。全日本は「死因に関しましては、遺体を警察にお預けし調査を進めておりますので分かり次第ご報告致します。突然のことで、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」と報告していた。
次世代のジュニア戦士として将来を嘱望されていたホープとの突然の別れに、プロレス界は衝撃と悲しみに包まれている。15日の全日本の後楽園ホール大会では、長尾さんの追悼式が行われる。




