ボクシングと看護師への道の両立目指す高倉日向 プロ3戦目でタイトル獲得「判定が出た瞬間は涙が出てきました」

 「ボクシング・日本女子バンタム級暫定王座決定戦」(19日、後楽園ホール)

 同級1位の高倉日向(21)=ディアマンテ=が3-0(58-56×2、59-55)の判定で、同級2位のメットカルフ沙莉(32)=花形=を下し、デビュー3戦目で初のタイトルを獲得した。

 元高校選抜王者の高倉は、前に出てくるメットカルフ相手に退くことなく序盤から応戦。クリーンヒットで勝り、ジャッジ全員の支持を得た。「初めての東京のリングで初めてのタイトルマッチ。メットカルフ選手はさすがにバンタム級で体の強さもパンチングパワーもあり、初回の最中にこれはキツイと思いました。序盤はポイントを取れていると思いましたが、途中からあまり覚えていません。5回にアウトボクシングが機能しだしたのは、もう倒されることはないと思えたので、思い切ることができました。判定が出た瞬間は(王者になれたことに)ビックリして涙が出てきました。ジムのみんなや家族、地元の応援者とたくさんの皆さんが、応援に来てくれていたので、何が何でも勝たないといけないと気持ちが入っていたので、チャンピオンになる姿を見せられて良かったです。とにかく奈々会長と同じ3戦目でチャンピオンになれたことが本当に良かったです」と勝利をかみしめた。

 3戦目での王座獲得はディアマンテジムの野上奈々会長(リングネーム=好川菜々)が14年3月に東洋太平洋女子ライトフライ級王座を獲得したのと同じスピード出世。奈々会長は「ジムをオープンして最初の選手希望だった子が王者になってくれたことが本当にうれしく感無量です。今回はウエートトレーニングから実戦練習まで本当に頑張りました。実直なその頑張りが、強い気持ちとなって試合に出た結果だと思います。さらに大きく成長してほしい」と飛躍を期待した。6月に体調を崩して入院中だった野上真司オーナーも一時退院して、セコンドで奮闘。「メットカルフ選手の気迫と底力に相当苦戦したけど、敵地で勝ち切れたことは簡単に王者になるより、ヒナにとっては良かったと思う。それがプロのキャリアであり、今回勉強させてもらったこと。これでまたひと回り強くなれると思う。入院先から一時帰宅で駆けつけたけど、最高の瞬間を味わわせてくれたヒナにありがとうとおめでとうを言いたいです」とまな弟子をたたえた。

 藍野大短大部に在学中で、看護師の国家試験に向けた学業とボクシングの両立に励む高倉。初のタイトルを弾みに、まずは同級王者の山下奈々(Reboot)との王座統一戦を見据える。

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