新日本G1クライマックス展望 20選手大混戦!棚橋有終Vなるか
新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス35」が佳境を迎えている。今年は20選手が出場しA、Bブロックの各上位3人が決勝トーナメントに進むが、A組は5人が8点で並び、B組も3人が10点、4人が8点で追う大混戦。今年上半期にIWGP世界ヘビー級王者として7度防衛した後藤洋央紀(46)が欠場となる中、優勝経験がある棚橋弘至(48)、前回覇者ザック・セイバーJr.(38)以外は誰が制しても初優勝という戦国時代で、16日準決勝、17日決勝(有明アリーナ)に向けた戦況を展望する。
A組は前回準Vの辻陽太(31)、ボルチン・オレッグ(32)、上村優也(30)、大岩陵平(26)ら新世代が星を重ねる一方、悪の枢軸EVILも並び存在感を示している。そして最も注目されるのは歴代最多23度目の出場となった棚橋で、来年1・4で引退が決まっているため最後の祭典だが、辻に勝ってG1通算100勝を挙げたものの3勝4敗。出遅れたが、残り2戦で3位以内に食い込むチャンスは残っており、エアギターや「愛してま~す!」の大合唱は有明に響くのか-。
B組は急成長のゲイブ・キッド(28)が負傷で全敗が決まる波乱もあったが、本命は連覇も懸かる現IWGP王者ザックだ。そこに次世代の海野翔太(28)、成田蓮(27)、3団体所属KOUNOSUKE TAKESHITA(30)らが最後まで競る構図となりそうだ。40度を超える猛暑が続く中、まずは14日の後楽園大会から始まる決勝トーナメントに進むための激闘も過熱する。





