朝倉未来がリベンジ星!「やったぞ!」4年前一本負けのクレベルと激闘も執念判定2-1勝利 打撃戦で主導権、グラウンド戦は凌ぎきる 因縁平本蓮をバッサリ「仮病ニキ、列並び直せ」
「超RIZIN.4」(27日、さいたまスーパーアリーナ)
“路上の伝説”朝倉未来(33)=JTT=が前フェザー級王者のクレベル・コイケ(35)=ブラジル=と4年ぶりの再戦に挑み、判定2-1で勝利を飾った。
1回序盤は間合いを計りながら、朝倉が蹴りを見舞っていく。1分過ぎにクレベルが組み付いていき、グラウンド戦に。しかし、朝倉は振りほどいて再び立ちの展開となった。再び打撃戦からクレベルが朝倉のフックに合わせて組みついていった。グラウンドで上になったのは朝倉。打撃を繰り出していったあと、再び立ちの展開に。左ハイキック、左のボディー、ローキックを打ち込んでいった。さらには跳び膝もみせて、会場を沸かせた。
2回はクレベルが前に出て組み付いてスタート。バックを取ろうとするクレベルの攻めをこらえ、断ち切って再び立ちの形に。それでも組み付いてきたクレベルだが、朝倉も凌いで上にのる形に。上から肘をたたき込んだ。
3回もクレベルが組み付いていき、朝倉はこらえる展開が続く。朝倉が何とか上になり、拳を振り下ろしていく。クレベルは徹底して関節を狙うが、最後まで決めさせず。そのままゴングが鳴った。
判定2-1での勝利が決まると、右拳をあげてガッツポーズ。集まった観客約4万人の地鳴りのような歓声を浴びた。勝利者インタビューでは「やったぞ!格闘技、最近勝ったり負けたりだったんですけど、諦めずに続けてたら、いいことありますね」と、噛み締め、「クレベルまたやろうぜ。1対1でしょ」とライバルをたたえた。そして、1年前に敗れた因縁の平本に向けて「注射の仮病ニキはどこでなにしてんですか。お前1回列並びなおせよ」とバッサリ。「次、ケラモフやろうぜ」と次なるリベンジ戦を予告した。
その後はシャンパンファイトで勝利の美酒を味わった。
朝倉は4年前に東京ドーム興行でクレベルと対戦し、2回一本負け。三角絞めで失神させられた。その後は3連勝を飾ったが、23年7月の超RIZIN.2でのケラモフとのフェザー級王座戦で1回一本負け。24年7月の超RIZIN.3では平本蓮に1回TKO負けし、一度は引退を宣言した。それでも平本への再戦を求めて復帰した。平本が欠場したため、急きょ元フェザー級王者の鈴木千裕との対戦となった5月のRIZIN男祭りで3回TKO勝ちし、復活を果たしていた。





