まさかのクラッシュギャルズ来場に騒然!呼び出したSareeeが継承宣言「クラッシュを超える」「スターダム、マリゴ…壁ぶち壊したい」
「プロレス・Sareeeism」(14日、新宿Face)
IWGP女子王者のSareee(29)が自主興行のメインでGHC女子王者の彩羽匠(32)とタッグを組み、スターダムのヒール軍団「H.A.T.E」の上谷沙弥(28)&刀羅ナツコ(34)と対戦。最後は刀羅に彩羽がランニングスリーを決めると、続けてSareeeが裏投げで投げ切り、3カウントを奪って勝利を挙げた。
AAAWタッグ王者の2人はダブルの正拳突き、サソリ固めなど、クラッシュギャルズをほうふつさせるファイトも店ながらハードヒットな試合を展開。最近メディアにも多数出演するなど勢いのある上谷率いるヘイトから完璧な白星を奪い、自主興行を締めくくった。試合後はセコンド陣も入り乱れた乱闘となったが、SareeeはChiChi、叶ミク(25)も率いてスターダムの7月24日後楽園ホール大会に乗り込むことをぶち上げた。
さらに、Sareeeと彩羽はリング上に残ると「女子プロレスのことをずっと考えている。やりたいことがあるが、目指すべき道は決まりました」と声をそろえ、彩羽が「あのお二方に相談したんですよ。今日来てもらっています」と言うと、入場テーマに乗って長与千種(60)とライオネス飛鳥(61)が花道から登場。まさかのクラッシュギャルズが2人そろっての来場に騒然となった。
1980年代に一世風靡したカリスマ2人を前に、Sareeeは「本気で何かをつかみたい、変えたいと思って2人に相談したところ、快く話を聞いていただいて背中を押していただいた」と言えば、彩羽も「クラッシュギャルズの時代にはまだまだ敵わないが、絶対につないでいき、新しい時代をつくります」と宣言した。
飛鳥は「2人に呼び出されて、すげーなコイツらと思ったが、2人の熱い気持ちを聞いて、覚悟が伝わって、今日ここに来た」と報告。改めて、クラッシュで一時代を築いた当時を振り返った上で「クラッシュになりたいと思ってくれる人はたくさんいたが、わざわざ呼び出して語ってくれたのはこの2人が初めて。気持ちがうれしいよね」と言うと、長与も口を開き「(時代をつくるのは)本当にしんどいよ。敵がめっちゃ増えるよ。でもそれくらい(の覚悟)じゃないと、変えられないかもしれないね。出る杭は打たれるけど、出る杭はもっと伸びろだから。出過ぎたら打たれないから。人生を懸けてください」とエールを送った。そして、飛鳥が「クラッシュの継承を認めます」と言うと、4人で熱い握手を交わし、Sareeeは「必ずクラッシュギャルズを超えます。見ていてください」と誓った。
Sareeは現在スターダム、彩羽はマリーゴールドのリングにも上がっている。バックステージで、Sareeeは「私たち、別にスターダムでもマリーゴールド(所属)でもないので(各団体の事情は)知ったこっちゃないから。IWGPとGHCの王者の私たちにしかできないことってあると思う。私は壁をぶちこわしたいなって思っている。(IWGPとGHCの)ベルトを掛けてシングルもやりたい。女子プロレスをもっともっと世間に届けていきたいと本気で思っている」と野望を語った。


