BDに激震 出場辞退の飯田将成「納得できない人がいる興行で体を張れない」溝口COOと対立 大阪大会開催2日前にまさかの事態

 総合格闘家の朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第16回大会(13日、大阪)のメーンイベントに出場する予定だったBD最強ともいわれる“孤高の破壊王”飯田将成が11日、自身のSNSを更新。出場辞退を発表した。飯田はオーディションでの出来事を巡って、運営の溝口勇児COOと対立しており、「今回の試合は辞退させていただく事となりました。試合を楽しみにしてくださっていた方々には本当に申し訳なく想っております。沢山考えて悩みましたが、やはり納得できない人がいる興行に出場して自分が体を張るという事、今回の件を全て無しには出来ないと感じました」と説明した。

 飯田と溝口氏を巡っては8日に「ABEMA 格闘」のYouTubeチャンネルで公開された動画で、飯田が波紋を呼んだオーディションでの激高について言及。オーディションでは対戦相手のSATORUと記者会見形式で臨んだが、フェイスオフでSATORUが飯田に頭突きしたことを発端に大乱闘に。飯田は怒りが収まらず、会場外でセキュリティ7、8人に止められながらもSATORUを追いかけようとする姿が話題となっていたが、飯田は「今回、未来くんから出てほしいって話があって、出るなら1つ条件として乱闘、殴り合いはしたくないから、そういうのがなければ出るという約束だった。向こうが分かりました守りますということだったんで、じゃあ出ます」と運営側との約束の存在を明かし、「頭突きされた時はSATORUにもムカついたし、約束が違うじゃないかと、運営にもムカついた」と語り、その後の溝口COOの対応を批判。「今日中にSATORUと話し合わせるか、そのまま闘わせるかしないと自分は試合に出ない」とメールし、間に入った人物から「ファイトマネーも渡す、そして溝口さんが未来チャンネルで謝罪するっていう形で今回収めてくださいと言われた」と条件を出され「そこまで誠意をみせてくれるなら、ファイトマネーはいらないし、謝ってくれるだけでいいです」としたが、謝罪がなく「見事に謝らなかったんで。未来チャンネルにも出てなかったし、そこから特に謝罪という謝罪はなく。人としてどうかと思う。溝口さんは大嫌いですね。約束は守らないし、結構雑に扱われてるなということが多かったので」と、怒りを滲ませていた。

 配信後に、自身のYouTubeチャンネルで、BDの溝口勇児COOとのLINEのやり取りなどを明かし、「正直今はどういうモチベーションで試合をすればいいのか。試合に対するモチベーションがない。本当にリスペクトがない」と憤りを語った上で、「ちょっと考えます。もし出なかったら申し訳ないです。自分にとって今回のことは許せなかったんだと思います。そして当たり前ですけど、溝口さんがいる限り、BDに出ることはないと思います」と語り、インスタグラムでは「ぐちぐち言うなら溝口さんが試合しろよ いつでも降りてやるよ 試合前の人間に言う事じゃねぇだろ」と、怒りをつづっていた。

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