好勝負必至6・19ノーマンVS佐々木尽 会見でフェースオフ“止める役”おらず緊迫にらみ合い23秒 大橋会長苦笑い「先に引けないもんね」

 「ボクシング・WBO世界ウエルター級タイトルマッチ」(19日、大田区総合体育館)

 試合2日前の公式会見が17日、横浜市で行われた。WBO世界ウエルター級王者ブライアン・ノーマン(24)=米国=は「7歳からボクシングを始めて17年間、人生全てを懸けて得た大切なベルトを楽に渡すつもりはない」と王者としてプライドをにじませ、日本勢としてウエルター級初戴冠を目指す同級2位の佐々木尽(23)=八王子中屋=は「ここまでやってきたのは歴史を動かすため。ノーマン選手がベルトに見える。ノーマン選手(ベルト)が欲しくてたまりません。男と男の勝負をしましょう」と半ば狂乱状態で激闘を誓った。

 写真撮影の際には司会者から促されてフェースオフに突入し、両者が向かい合って視線を合わせた。ただ、司会者が日本語で「ありがとうございました」とアナウンスしてもお互い視線を外さず、止める役も近くにいなかったため、お互い降りるタイミングを逸し、その後も約10秒にわたって緊迫のにらみ合いが続いた。司会者が駆け寄って間に入り、計約23秒でようやく離れた。

 互いにリスペクトを表明し合っている両雄は好勝負必至の一戦に向けてボルテージが高まったが、興行を主催する大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「(フェースオフをやるなら)止める人を決めないとダメだね。(止められないと)先に引けないもんね、お互い」と苦笑い。ただ、日本国内で36年ぶりとなる世界戦を開催までこぎ着け、「(元世界5階級制覇王者)シュガー・レイ・レナードと同じ階級の世界チャンピオンが(目の前で)動いてるってことで妙に感動した。実際に(練習での)動きもすごかったし、(ノーマンは)ただ者じゃないね」と、ボクシングファンの一人に戻って胸を高鳴らせた。

 なお、18日正午から横浜市で行われる前日計量はLemino公式YouTubeで配信されるが、一般観覧も行われる予定で、試合チケットを提示すれば計量会場に入場できる。また、19日の試合はLeminoプレミアムが独占生配信する。

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