世界前哨戦勝利の那須川天心「下がったというか現状維持」と反省も世界挑戦へ気合「那須川天心である以上求められるものは大きい」蛙跳びアッパー披露の理由は…

 「なんか、マイクが多くて謝罪会見みたいだな」と意味も無く謝る那須川天心(撮影・吉澤敬太)
 試合後、不敵に笑う那須川天心(撮影・吉澤敬太)
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 「ボクシング・10回戦」(8日、有明コロシアム)

 WBC世界同級1位の那須川天心(26)=帝拳=がWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ共和国=と対戦し、判定3-0(99-91、99-91、100-90)で勝利。ボクシング通算成績は7戦7勝(2KO)とし、キックを含めたプロ公式戦54戦54勝とした。11月頃を予定している世界初挑戦へ関門を突破した。

 圧倒しながらも倒しきることはできず、試合後の会見でも反省が口をついた。「理想としていたものがなかなか本番になると出なかった。なかなかうまくいかないなっていうのが正直な感想。ここでこういう勝ち方というのは自分の中でももっと見つめ直してやってくしかないなというのは正直ある」と首を捻った。「相手がすごくいなしてくるのがうまかった。気持ちも強い部分もあったしパンチも生きていた。そこの部分でもう一歩詰められなかった」と相手をたたえた上で、試合中にみせた蛙跳びアッパーも「いろんなことを考えすぎて小さくなりすぎてるんじゃないかなというのは自分の中にあった。一回カエルパンチして、そういうことをして幅が広がる」と説明した。

 次戦にも世界初挑戦となる可能性があるが、今回の試合については「下がったというか現状維持だなって思った」と率直に明かし、「でも進んでいくしかない。那須川天心である以上求められるものは大きい。どこに挑戦っていうのはないけど、すごいところに足を踏み入れてると改めて思う。生半可な気持ちでは勝てない。1歩1歩進んでいくしかない」と語った。

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