「ボクシング・ＷＢＣ＆ＩＢＦ世界バンタム級王座統一戦」（８日、有明コロシアム）

　前日計量が７日、都内で行われた。メインのＷＢＣ・ＩＢＦ世界バンタム級王座統一戦は、ＷＢＣ王者の中谷潤人（２７）＝Ｍ・Ｔ＝が５３・３キロ、ＩＢＦ王者の西田凌佑（２８）＝六島＝が５３・４キロで一発クリア。史上４例目の日本人王者同士による王座統一戦はゴングを待つだけとなった。

　中谷はともに絞りきった肉体で西田と対峙（たいじ）し、フェースオフでは約１５秒間視線を合わせた。自身は今回から管理栄養士をつけて体をつくってきたが「一仕事を終えてホッとしている。ベストな状態で体重調整できた」とうなずき「あとは（自分の）心が食べたいものを食べて補っていきたい」と、恒例の勝負メシであるウナギを食べると予告した。

　相手王者に対しては「（減量で）多少ちっちゃくなったかなと思ったが、明日には戻してくると思うので、そこは（お互い）同じ」と印象を明かしつつ「（西田の新愛称である）ブラックホール感？それは全然感じなかった」と一蹴。また、戦前予想では中谷が優位となっているものの「応援してくれる方の期待を上回ることをモチベーションにしている」と待望の大一番に発奮していた。