中谷潤人「必ず統一王者になりさらに大きな未来を」6・8統一戦、西田凌佑陣営の“ブラックホール宣言”は意に介さず「吸収するならして」

 6月8日の西田凌佑戦に向けて公開練習を行った中谷潤人
 公開練習で6月8日の西田凌佑戦に向けたオリジナルTシャツを披露した中谷潤人
 中谷潤人がカットの高さや穴の数、色や素材までこだわり抜いた「ボックスロウ」の特注シューズ
3枚

 「ボクシング・WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦」(6月8日、有明コロシアム)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=が31日、IBF世界同級王者・西田凌佑(28)=六島=との統一戦に向けて、相模原市の所属ジムで公開練習を行った。1カ月間のロサンゼルス合宿では約250ラウンドの実戦練習を積み重ね、帰国してからも西田を意識したサウスポーとのスパーリングを敢行。「(ロスで得た)感覚を落とさず、研ぎ澄ませている。あとは(試合で)発揮するだけ」と闘志を込めた。

 徐々に定着している新愛称「ビッグバン」の通り、バンタム級転向後は4連続KO中と破壊力を増している。一方、屈指のディフェンス力を誇る西田陣営もビッグバンに対し「ブラックホール」という新愛称をぶち上げ、「ブラックホールは光を通さない。中谷のパンチも通さない。ブラックホールの中に吸い込まれていく」と対抗心を燃やしている。

 中谷は「すごくいいチャンピオン。いい試合を見せられたら」と西田へのリスペクトを込めつつ、“ブラックホール宣言”については「そこは特に(何も思わない)」とニコニコ笑いながら、「僕は(リング上で)発揮するだけ。吸収するならしてもらって…って感じですね(笑)」と全く意に介さなかった。

 待望だった自身初の統一戦が実現するが、3月13日に行われたWBC&WBA世界フライ級王座統一戦の寺地拳四朗(BMB)VSユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の激闘が強く印象に残っているという。「ああいう熱い試合(展開)もあるのかなとイメージしながら、どういう展開になっても自分自身を発揮して勝利する覚悟を持って練習してきた」とうなずき、「すごく思いを持ってきた統一戦なので、この舞台をしっかり楽しんでモノにしたい」と決意を込めた。

 来春、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=とのドリームマッチも計画されている。「必ず統一王者になり、さらに大きい未来を想像してもらえるようなファイトを見せたい。統一戦という初めての舞台を経験して、いい結果を納めればより自信になる。強さに貪欲になっていきたい」と青写真を描いた。

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