ボクシング 堤駿斗らが練習公開 2日にプロデビューの弟・麗斗から刺激 「弟より良いパフォーマンスを」

 11日のWBA世界スーパーフライ級タイトル戦のアンダーカードで133ポンド契約10回戦に臨むWBAスーパーフェザー級4位の堤駿斗(25)=志成=と、110ポンド契約8回戦に臨むWBA世界ライトフライ級6位の吉良大弥(21)=志成=が6日、東京都目黒区の所属ジムで練習を公開し、シャドーボクシング、ミット打ち各1ラウンドで汗を流した。

 堤は「最初から最後まで支配して、しっかり倒して、10ラウンドのゴングを鳴らさずに決めたい」と意気込んだ。2日に米ニューヨークのタイムズスクエアで鮮烈プロデビューを果たした弟・麗斗から刺激を受けたという堤。「よくやったと思う」と労いながら、「弟よりさらに良いパフォーマンスをして、兄として背中を見せたい」と鼻息を荒くした。

 吉良は、同門の井岡一翔とのスパーリングで実戦練習を積んできた。「(井岡さんは)自分の練習もしっかりしているのが伝わる。刺激になって、自分の練習にも目を向けられるようになった」と大先輩の姿から学んだ。11日の一戦は、初の世界ランカーとの戦い。「自分の考えで動いて、最終的には流れで倒せたら」と力を込めた。

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