井岡一翔「より深く落とし込めた」 5カ月分エネルギーぶつける!昨年大みそか仕切り直し再戦へ気合
ボクシングの前WBA世界スーパーフライ級王者で4階級制覇王者の井岡一翔(36)=志成=が、5月11日に東京・大田区総合体育館で行われる王者フェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=との再戦に向けて28日、都内の所属ジムで練習を公開した。昨年7月に判定負けして王座から陥落して以来のダイレクトリマッチで、当初は昨年大みそかに予定されていたが、王者がインフルエンザに感染したため試合前日に中止。仕切り直しの一戦へ、延期となった131日分の上積みに手応えを示した。
延期となった約5カ月分のエネルギーを全てぶつける。井岡は仕切り直しの再戦に向けて「去年7月に負けてから、(前回の)感覚をベースにチームと考えている戦い方を意識して大みそかまでやってきたが、(延期により)そこからまた時間をかけてやれた。今まで以上に試合期間が延びた分の練習がプラスになっているし、試合への対策もより深く落とし込めた」と自信をのぞかせた。
プロ35戦でリマッチは過去3度経験し、全て勝利している。高いボクシングIQを誇る百戦錬磨の36歳は「再戦はお互い前に戦ったデータベースがあるので、それを最大限に生かして、より違った戦い方を出していかないといけないが、今までは試合展開の中で(戦略が)ハマった。今回も前回と違った展開で、新たな戦略をはめ込んでいきたい」とうなずいた。
最近ではWBC&WBA世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)が、階級を上げて井岡と対戦することに興味を示している。ただ、井岡自身は「現状、僕はマルティネス選手にリベンジしてタイトルを取り戻さないといけない(立場)。(寺地戦は)全く考えてないというか、現実味がない」と、あくまで目の前の雪辱戦に集中する姿勢を強調。今後のキャリアを占う上でも正念場の大一番となるが「現役として一戦でも長くやっていきたい思いが強い」と、誰よりも勝利を願う自分自身のために戦う。





