中谷潤人 6月にも西田凌佑との統一戦実現か 早期の4団体統一困難ならSバンタム級転向も「井上選手とやるなら体つくらないと」

 デイリースポーツを手にするWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(撮影・佐々木彰尚)
 一夜明け会見でポーズを決めるWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(撮影・佐々木彰尚)
 中谷潤人(右)を祝福する西田凌佑=24日
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 24日に有明アリーナで行われたボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで3度目の防衛を果たした王者の中谷潤人(27)=M・T=が25日、都内で一夜明け会見を行った。リング上で対戦を誓い合ったIBF世界同級王者の西田凌佑(六島)との統一戦について、6月にも実現する可能性が浮上し、「(西田に)リングに上がってもらって現実味が増した。これから(機運を)盛り上げていきたい」と意欲。また、その後の展望として、さらに他団体王者との統一戦の早期実現が難しい場合は、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)とのビッグマッチにも備え、同級に転向して実戦経験を踏むプランも改めて示した。

 破壊力を増しているビッグバンは前夜、過去28戦無敗でダウン経験すらなかった同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)を鮮烈な3回KOで破り、無傷のプロ30連勝を飾った。バンタム級では4試合連続KOと強烈なインパクトを残しているが、「一戦一戦状況は変わってくる。(減量が)キツくなれば上げるし、今目標としている統一戦もあるので、(今はバンタム級で)より成長できる。体と相談しながらやっていきたい」と語り、「筋肉量も増えて、だんだんとキツくなってきている」と現状を明かした。

 まずは6月にも実現の可能性が出てきた西田戦を見据えつつ、その後の4団体統一を目指す考えについては「すぐできるのであれば(やりたいが)、状況(次第)ですね。自分の体に無理してまで(バンタム級に)いる考えではないので、流れで(統一戦に)いけるんだったらいく」と、あくまで早期実現が可能な場合はという注釈を付けた。

 一方で、来年にも実現の可能性がある井上尚弥(31)=大橋=との夢のビッグマッチに備え、それまでにスーパーバンタム級に上げて数試合実戦を積む選択肢もある。「もちろん井上選手とやるってなったら、(スーパーバンタム級で)しっかり体をつくっていかないと勝てない選手だと思っているので。そういったところで(スケジュールも踏まえて)しっかり調整していかないと」と、改めて意向を明かした。

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