シュートボクシング海人 元ONE王者にリベンジで世界王座初防衛「いっぱい悩んだ」

 世界王座を防衛した海人。右はシーザー武志氏
 リベンジに成功して喜びを爆発させる海人
 判定を待つ海人(右)とペットモラコット・ペッティンディーアカデミー
3枚

 「格闘技・シュートボクシング」(13日、後楽園ホール)

 世界スーパーウエルター級王者の海人(26)=TEAM F.O.D.=が、挑戦者で元ONEムエタイ世界フェザー級王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(29)=タイ=の挑戦を判定2-0で退け、初防衛に成功した。

 今年2月10日の対戦で、3分3回戦の本戦はドローで、延長判定で海人が惜敗。雪辱戦はタイトルマッチとあって、3分5回戦の無制限延長というルールで行われた。

 左ミドルから組んで肘を狙うペットモラコットに対し、海人も強烈なローなどで対抗。3回には右側頭部から流血させ、4回には肘の連打で交代させる。最終5回にはペットモラコットの左肘で右目上をカットしたものの、採点は50-49、49-49、49-48で海人。本戦判定でベルトを死守した。

 海人は2月の敗戦からを「本当にどうしようかと思って、いっぱい悩んで、あとちょっと頑張ろうと思った。この2カ月ホント苦しい気持ちで勝てるか不安で、初めてこの試合で緊張してどうしようかと思った」と振り返り、「勝ててまた世界最強を目指してスタートできるんやなと改めて思いました。世界最強を目指して、これから絶対に一回も負けない」と誓っていた。

 セミファイナルでは日本フェザー級王者の山田彪太朗(21)=シーザー=が、強打者の栗秋祥梧(28)=クロスポイント吉祥=を迎撃。山田のコンビネーションがさえ渡り、たびたび連打が栗秋の顔面をとらえる。栗秋も最後まであきらめずにド迫力のパンチとキックを放っていき、最終回には右フックが山田の顔面にクリーンヒットする場面もあったが、山田が判定3-0で栗秋の強打を抑え込んだ。

 山田は「パンチ一発もらった時、ガードの上からでもこんなに効くんや?って」と明かし、「2024年は全KOが目標だったけど、早くも判定勝ちになってしまった」と苦笑。それでも「パンチも強くて日本でも知名度がある栗秋選手に勝つことができて一安心しています」と、素直に勝利を喜んでいた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス