寺地拳四朗 4団体統一からの来年フライ級転向コースが「ベストですね」

 ボクシングのWBA・WBC世界ライトフライ級統一チャンピオン、寺地拳四朗(32)=BMB=が5日、都内でWOWOW「エキサイトマッチSP『寺地拳四朗 vs カニサレス』『那須川天心 vs ロブレス』」(WOWOWライブとWOWOWオンデマンドで8日後9・00)の収録を行った。

 1月に行われた元WBA王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との防衛戦を振り返る番組。試合は序盤にダウンを奪い合う激闘で、11、12回に足を使ったアウトボクシングに切り替えた作戦が奏功し、判定2-0で防衛に成功した。

 拳四朗は「面白いし、見ていて疲れる試合だなと思いました。みんなにあまり打たれんといてと言われる気持ちが分かりましたね」と苦笑い。「ダメージは(今までで)一番ありましたね」と認めるほど被弾した。

 試合直後に以前から中指の付け根の腱(けん)を傷めていた右拳の手術を受け、右拳を使った練習が「5月くらい」からになることもあって、「今は右を使わず、ガードやクリンチの練習、左ジャブの練習をやっています」と、カニサレス戦の反省を踏まえた練習を行っているという。

 右拳のこともあり、次戦はまだ決まっていない。IBF王者シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)とWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が6月に統一戦を行うとの見方もあり、拳四朗はその勝者との4団体統一戦が「理想ですね」と言う。

 4団体を統一した上で来年にフライ級へと転向というコースを「ベストですね」と述べ、「(フライ級は)日本人も多いし、どの方向に行っても面白くなるんじゃないですか」と笑顔。ガードや、今まで「やったことなくて」というクリンチなどを磨いたシン・拳四朗で、まずは4団体を統一したいところだ。

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