井上尚弥が8Rスパー「調子よく仕上がっています。万全と言える」

 25日にケビン・ゴンサレス(左)とスパーリングを行った井上尚弥(大橋ジム提供)
 25日にケビン・ゴンサレス(右)とスパーリングを行った井上尚弥(大橋ジム提供)
 23日にジョナタン・ロペス(左)とスパーリングを行った井上尚弥(大橋ジム提供)
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 「ボクシング・4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)

 ルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける王者・井上尚弥(大橋)が25日、所属する横浜市の大橋ジムで8回(ラウンド)のスパーリングを行ったことを同日夜、同ジムが明らかにした。

 スパーリングの相手はWBA世界スーパーバンタム級11位のケビン・ゴンサレス(メキシコ)で、戦績は26勝(13KO)1敗。1敗は昨年12月に行われたWBAの挑戦者決定戦で、ムロジョン・アフマダリエフに8回TKO負けしたもの。

 また、ゴンサレスとともに17日から練習パートナーとして、元WBCユースフェザー級王者ジョナタン・ロペス(米国)も来日している。ロペスは戦績は14勝(10KO)無敗で、18歳の時にエディ・レイノソにセンスを買われ、チーム・カネロ入りしている。スピードがある技巧派で、パンチの精度も高いという。2人は4月中旬まで滞在予定だ。

 スパーリングを終えた井上は、8回という長さについて「一昨年のバトラー戦からラウンド数は多くしている。その延長線上として継続している。もともとの腰痛などの故障も少なくなったので長いラウンドをやっている」、相手を1人にした意図について「感覚的にペースをどちらがどう握っているかが分かりやすくなる。2人で8ラウンドを消化する時はスタミナと集中力を意識するのが目的。1人で8ラウンドを消化する時は、各ラウンドで相手とのバランス、組み立て方、同じように疲労をためた中での駆け引きを意識するのが目的になる」と説明。

 ネリとの異同については「2人ともネリには似ていない。ただタイプの違う2選手に対して、自分のボクシングの幅を広げていけば、絶対にネリに当てはめることができる」と話し、現時点の不安は「ないですね。調子良く仕上がっています。万全と言える」と、感じていない旨を述べた。

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