穴口一輝選手死去 「穏やかな顔をずっとしたままだった」所属ジムの山下会長明かす 同僚の王座戦前に後楽園ホールで1分間の黙祷

 山下正人氏
 故穴口一輝選手の為に黙祷する観客(撮影・持木克友)
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 ボクシングの真正ジムは3日、東京・後楽園ホールで主催興行を行った。山下正人会長は、試合に先駆けて2日に亡くなった所属の穴口一輝選手について取材に応じた。

 山下会長は、穴口選手の最期を妻、両親、きょうだい、祖父母、いとことともに見守ったとし「試合が終わってからずっと同じ表情。苦しむことなく、そのままで呼吸停止した。穏やかな顔をずっとしたままだった」と説明。「よく頑張ってくれたので、天国で安らかに休んで、見守ってほしい」と話した。

 この興行では、穴口選手の同僚でもある前WBOアジアパシフィックミニマム級王者・小林豪己(真正)と、日本同級4位・金谷勇利(金子)の王座戦がメインイベントとなる。試合前には、穴口選手を追悼して会場全員で1分間の黙とうがささげられた。

 穴口選手は、12月26日に有明アリーナで世界スーパーバンタム級4団体を制覇した井上尚弥(大橋)のセミファイナル「バンタム級モンスタートーナメント・決勝」の日本王座戦に出場。日本同級王者・堤聖也(角海老宝石)と激闘を繰り広げ、判定で敗れた。優勢に試合を進め、4度のダウンを喫しながらも一歩も譲らない好試合を見せたが、試合後に右硬膜下血腫の緊急開頭手術を受け、2日午後5時38分に息を引き取った。23歳だった。

 同日に発表されたJBCの年間表彰では、この試合が世界戦以外での年間最高試合に選出された。同会長は「相手あっての賞。彼(堤)も複雑なことだと思う」と心中を配慮した上で、「あんないい舞台で、年間最高試合になるような試合をした、勇気ある選手がおったことだけは、皆さんは忘れないでほしい」と話した。

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