世界王者・重岡兄弟が大田区を表敬訪問「大田区総合体育館でできたことをうれしく思う」
ボクシング・ワタナベジムのWBC世界ミニマム級王者・重岡優大とIBF世界同級王者の重岡銀次朗が20日、東京・大田区役所を表敬訪問し、鈴木晶雅区長に兄弟正規王座奪取を報告した。
10月7日に大田区総合体育館で行われた王座統一戦で兄・優大はパンヤ・プラダブシーに判定勝利。弟・銀次朗はダニエル・バラダレスに5回TKO勝ちした。優大は「世界チャンピオンになり、一生の思い出を歴史のある大田区総合体育館でできたことをうれしく思います。ランニングコースは洗足池にしているのでいつもお世話になっております」と話した。大田区民である銀次朗は「兄貴と2人で世界チャンピオンになって、夢をかなえたが、そこで満足してるわけではない。これからも面白いボクシングを見てもらえたら」と先を見据えた。
ともに大田区内にある洗足池公園の周辺をランニングコースにしているという大田区に縁がある兄弟。故郷、熊本での防衛戦も目標に立てるが、これまでも数多く世界戦が行われた大田区総合体育館で、防衛戦を行うことも希望する。優大は「いずれまた、やりたいですよね。次、やるときは体育館をパンパンにして、高いステージでやりたい」と目を輝かせ、銀次朗は「大田区総合体育館はやりやすい。場所も家から近いというのもあるし、会場もすごく広くて、試合を派手にやってくださった」と希望した。
鈴木大田区長は「大田区総合体育館で世界チャンピオンになられて、区長としても大変うれしく思っております。格闘技の聖地と言われ、ボクシングの聖地でそこからまた、新たに2人のニューヒーローが生まれた。これはボクシングファンにとって大変、うれしいニュース。ぜひ、チャンピオンとして、末長く、記録をですね。何度も何度も(防衛を)繰り返して、私たちに夢と希望を与えてくれればうれしい」と来年2月以降に予定されている防衛戦での兄弟の雄姿を願った。





