寺地拳四朗、諦めかけたKO決着にご満悦 目尻カットも勲章「昨日激闘したな…と」4団体統一へ改めて意欲

 激闘から一夜明け会見する寺地拳四朗(撮影・吉澤敬太)
 2本のベルトを前にし会見する寺地拳四朗(左)と父の寺地永会長(撮影・吉澤敬太)
 試合の写真を手に笑顔を見せる寺地拳四朗(撮影・吉澤敬太)
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 ボクシングのWBAスーパー・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(31)=BMB=が、元2階級制覇王者でWBC1位・WBA同級4位のヘッキー・ブドラー(35)=南アフリカ=を破っての防衛成功から一夜明けた19日、都内で会見を行った。

 タフで老かいな相手をなかなか仕留められなかったが、9回に捕まえてTKO勝利。「ブドラー選手はタフで強くてなかなか倒せず、KO勝利を諦めかけたが、セコンドの声で切り替えてKOできたのはいい収穫。判定で終わるかKOで終わるかはお客さん的にも全然違う。KOできて、皆さんにも満足いただけたかなと思うので、自分的にも満足」と胸を張った。

 4回にはバッティングで右目の目尻をカットしたが、この日は赤く腫らした姿で登場。前夜のダメージが残る中、「頑張ったなと。時間がたつと筋肉痛が徐々に出てくるのと、バッティングの腫れが大きくなってきている。昨日、激闘したな…という感じですね」と勲章として誇った。21年9月の防衛戦で矢吹正道に敗れた際には、右目上のカットが影響した部分もあったが、「(矢吹戦で)1回切って、慣れてる部分はあったかもしれないですね」とうなずいた。

 今後に向けて「とりあえず3団体統一、そして4団体制覇をとりあえず目標にはしているので、それを叶えたいのが1番強い気持ち」と改めて意欲を示した。

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