ボクシングデビュー2連勝の那須川天心 ラスベガスで“爆買い”を活力に 充実の合宿で見せた“陽”の姿 

 勝利し、ガッツポーズの那須川天心(撮影・伊藤笙子)
 8回、ルイス・グスマンからダウンを奪い、ガッツポーズの那須川天心(撮影・伊藤笙子)
 6回、ルイス・グスマン(左)に左フックを浴びせる那須川天心(撮影・伊藤笙子)
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 「ボクシング・8回戦」(18日、有明アリーナ)

 那須川天心(25)=帝拳=はルイス・グスマン(27)=メキシコ=との8回戦で初KOこそならなかったが、3-0の判定でデビューから2連勝を飾った。

  ◇  ◇

 リングでの表情とは違い、取材中は“陽”の雰囲気を醸し出している天心。天賦の才のおかげか、8月のラスベガス合宿では現地の人とすぐ打ち解けた。オフ時間のショッピングでは、日本で手に入らない代物を“爆買い”でき、練習への活力へつなげられたとか。

 「よく行くショップの店員にお勧めの帽子のショップがあるかを聞いたら、すぐに教えてもらえたんです」。買うと決めたらまっしぐら。迷わずレジに20個ほどの帽子を並べ、帯同したスタッフに「全部買うの?」と驚かれたが、「日本にないやつなんで」とためらわずに購入する思い切りの良さ。「店員とも仲良くなれたし『また来てくれ』って言ってもらえて、新しいパイプもできました」とサラリと振り返る。

 合宿中はコンドミニアムに泊まり、栄養士と相談して自身で朝食を作り肉体強化につなげた。「収穫しかない合宿でした」。日々の充実の合宿が快勝につながった。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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